UFC271:第2試合・ジェレマイア・ウェルズ vs. ブラッド・ダイアモンド

ウェルター級。

昨年6月、34歳でUFCデビューしたウェルズは、いきなり中堅のワーレイ・アウベス相手にパンチを打ち込みKO勝ち。年齢的に足踏みせず勝ち上がりたい。昨年12月の試合はセコンドのコロナ陽性のため欠場。さらにティム・ミーンズ戦が組まれていたが、ミーンズの欠場で消滅している。

UFCデビュー戦となる33歳のダイアモンドはシティキックボクシング所属で、アフリカ(ジンバブエ)生まれ・ニュージーランド在住でキックからの転向と、アデサニヤと同じ経歴を持ち、アデサニヤとはキック時代からの盟友。キックでは100戦以上の経験があり、アデサニヤやアルバーグと同じく、ニュージーランドのキックワンナイトトーナメント「キング・イン・ザ・リング」で優勝(2度)。MMA戦績はまだ3戦で、いずれもローカルレベルの相手に勝利。UFCレベルの相手とはテストされていない。ブラッド・ダイヤモンドはリングネームだが、普段から友人やチームメイトからもブラッドと呼ばれている。

開始と同時にケージ際をダッシュしたウェルズだが、ケージの縁につまづいてスリップ。すぐに間合いを詰めて組み付いたダイアモンドだが、クラッチしたウェルズが逆にテイクダウンを狙う。押し込むウェルズ。ボディロックからテイクダウン。バックマウント。パウンドを落とすウェルズ。チョーク。パウンド。半身になって逃れようとするダイアモンドだが身動きが取れない状態。逃げる技術もないのか。強いパウンドを落とすウェルズ。チョーク。入っていないか。ダイアモンドはバックを取られたまま立とうとしたがまたチョーク。落ちた!

ウェルズ一本勝ち。

UFCデビューのダイアモンド、いきなり組み付いていったが逆にテイクダウンされ、得意の打撃は見せられないまま終わった。脱出できなかったところを見ても、MMAへの対応はまだまだに見える。

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