コロナ後の世界に残したい激闘10撰~桜井マッハ×フランク・トリッグ~

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今ではすっかりかっぷくが良くなって、ある意味で議員体型になったとも言える桜井“マッハ”速人。格闘代理戦争を見てきた最近のファンの方は、うるさ型のひょうきんなおじさんにしか見えないと思いますが、この人がとんでもなく凄かった時代があるのです。その代表格は2000年12月のプロフェッショナル修斗公式戦で行われたフラック・トリッグの一戦。
トリッグはレスリングをベースに強烈なテイクダウンとゴツゴツしたパウンドを武器に修斗で2連勝。PRIDEでもファビアノ・イハとの中量級トップ対決を制して無敗。マッハも当時無敗だった事もあり、頂上決戦的な雰囲気が漂う中で試合は始まります。
互いにアグレッシブに攻め合い、激しく攻守が入れ替わる激戦。1R終了間際にはマッハがあわやパウンドアウト負けという大ピンチの中ラウンド終了。誰もがマッハの敗戦が脳裏をかすめた事でしょう。
でも追い込まれてからがマッハの真骨頂。グラウンドから脱出するとカウンダ―の左フックをクリーンヒットさせてダウンを奪うと完全に形勢逆転。立ち上がったトリッグに対して膝蹴りで2度のダウン奪ったところでレフェリーが試合を止めました。会場はもちろん大爆発。興奮のあまり観客がリングサイドに雪崩れ込んでマッハと握手するシーンはいまだに胸が熱くなります。桜井マッハのスラっとした体型も修斗のダウンカウント制もフジテレビの格闘情報番組SRSも含めて昔を懐かしんでくださいませ。
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