UFC on ESPN+29:セミファイナル・ベン・ロズウェル vs. オヴァンス・サン・プルー

ヘビー級。

ロズウェルは禁止薬物使用による3年のブランクから昨年復帰したが、まったくいいところなく2連敗。リリースがかかった前戦は、最長身ファイターのシュトルーフ相手に劣勢だったが、ロズウェルの蹴りがローブローとなり、ダメージが残る中で再開してKO勝ちするというモヤモヤする勝利で生き残った。

OSPはこれがヘビー級初戦だが、もともと予定されていたロズウェルの相手のジャン・ヴィランテがいなくなったことを受けて、試合をしたいOSPが名乗りを上げたもので、本人もヘビー級は一時的なものでまたライトヘビーに戻すことを宣言している。ライトヘビーではほとんどの試合で体格的に上回っていたが、今回は当然ながらリミットギリギリまで減量してくるロズウェルとは体格差がある。ライトヘビーではランク外に落ちてしまったが、前回はUFCデビューから3連勝中のミハエル・オレクシェイチュク相手に必殺ヴォンフルーチョークで一本勝ち。

増量した分、体のカットがゆるめのOSP。ロズウェルがプレッシャーを掛けていくと後退。ケージまで下がったところでロズウェルの右がヒット。距離を取るOSP。プレスするロズウェルロズウェルがパンチで出るがかわされている。OSP左ハイ。しかしキャッチしたロズウェル。得意のゴゴチョークを狙う。腕を掴み防いでいるOSP。ガブッたままパンチを入れていくロズウェル。OSP立って離れた。蹴りを放とうとして躊躇するOSP。ホーン。

1Rロズウェル。OSP,体格で上回る相手との対戦経験が少ないだけに、いつもと勝手が違うか。

2R。左ハイを入れたOSP、ジャブを入れてヒット&アウェイ。ロズウェルはじわじわ出ていく。ケージにつまったところでロズウェルの右がヒット。そのまま押し込み。離れるOSP。前蹴り、ワンツーを入れたOSPだがまたロズウェルがプレスしていく。右がヒット。もう一発右。首相撲に捉えるロズウェル。OSPはアッパーで抵抗。左ボディを入れたロズウェル。OSP徐々にもらいだしている。鼻血。押し込むロズウェル。尻クラッチからテイクダウンを狙ったがこらえたOSP。また出るロズウェルだが、OSPの左が入りぐらついた!すかさずOSPが組んでギロチンを狙うが抜けた。押し込むOSP。ホーン。

2Rは終盤のぐらつかせたパンチのみでOSP?それがなければロズウェルなのは間違いないが。

3R。距離を取りジャブを入れるOSPだが、ロズウェルのパンチをもらい距離を取る。追いかけたロズウェル首相撲。引き剥がしたOSP。ロズウェルのパンチが入り動きが止まったOSP。ロズウェルまた首相撲から膝。両者疲れている。ロズウェルの押し込み膠着。抜けられないOSP。ようやく離れた。2分。OSPの左フックがヒット。左ハイ。さらに出てくるところにアッパー。OSPパンチを打ち込んでいくが、ロズウェル首相撲に捕まり膝をもらう。またケージ膠着。残り1分。押し込みから抜け出したOSPが残りのガソリンをすべて使ってラッシュ。タイムアップ。最後にパンチが入りぐらついたロズウェルだが、これはホーン後のパンチか。

29-28、28-29、29-28のスプリットでロズウェル勝利。

2Rの判断が分かれた。OSPは明らかにヘビー級の選手ではなかったし、無駄な挑戦になってしまった。

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