UFC on ESPN+29:第6試合・アンドレイ・アルロフスキー vs. フィリップ・リンス

ヘビー級。

元王者のアルロフは41歳。最近はブランク明けで弱体化したロズウェル相手に勝ったくらい。前回はホーゼンストライクに29秒でKO負け。さすがに引退も近いか。

UFCデビュー戦で元王者との対戦が組まれたリンスはPFL1年目のヘビー級トーナメント優勝者。ブラジルローカルで勝ち上がった後、Bellatorに参戦しライトヘビー級トーナメントに出場したが準決勝敗退。結局3勝3敗でリリースされると、一階級上げてPFLに参戦。元UFCのジャレッド・ロショルトらと対戦し、4戦全勝全フィニッシュで優勝し、賞金100万ドルを手に入れている。34歳で柔術黒帯。

ワンツーを入れたリンス。出ていく。距離を取るアルロフ。間合いを詰めたリンスに首相撲。しかしパンチ連打で引き剥がしたリンス。右をクリーンヒットさせたアルロフだがリンスも打ち返す。静かな展開。飛び込んだアルロフにリンスの右がヒット。リンス組んで押し込むが引き剥がしたアルロフ。残り1分。ここまで手数は五分。アルロフのバックブローがヒット。また出てパンチを入れるがリンスも打ち返す。ホーン。

1Rはほぼ差がない。ビッグヒットが多かったのはアルロフに見えたが、リンスが効いた様子を見せなかったのでどこまで評価されているか。

2R。リンス右ミドル。また出ていく。アルロフが出てくるところに身近フック。リンス前に出ると四つに。離れた。アルロフサークリング。時折飛び込んでパンチを打ち込む。ヒットしているがリンスは効いた素振りを見せない。リンスのローがローブローになりタイムストップ。再開。アルロフが飛び込んでパンチを打ち込み離れる。ケージに詰めたリンスがラッシュを仕掛ける。アルロフ距離を取る。リンスワンツー。ホーン。

2Rはリンスがパンチをまとめる場面はあったものの、ヒット数ではアルロフ。

3R。ミドルの蹴り合い。じわじわ出るリンス。しかしそこから狙いすぎているのか、手数が少ない。距離を詰めて連打。ケージまで下がらせてまた連打を入れる。そこまではいいが、次の攻撃に入るまでにまた長い様子見が続く。左で飛び込んだアルロフ。ヒット。アルロフのワンツーがひいっと。残り1分。リンスまた出るが、アルロフが出てくるのに合わせてパンチを入れるだけで自分から行かない。その間も単発で細かい打撃を入れるのはアルロフ。タイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でアルロフ勝利。

フルマークが2人いたとはいえ、内容は僅差。しかしリンスはPFLウィナーとして初の他団体出場となったが、インパクトを残せなかった。

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