ヘビー級。
UFC2連敗・2連勝・3連敗で2018年にリリースされたシャーマン。そこからローカルイベントで3試合連続1RKO勝ち。ただし相手の戦績はそこそこ。また、その間並行して素手ボクシングのベアナックルFCに出場し、2勝1敗の戦績を残している。今月に入りUFCとの再契約が決まったが、新型コロナウイルスの影響で選手の駒不足に陥っていなければチャンスはなかったかもしれない。
ローカルイベントFuryFCのライトヘビー級王者・ヴィラヌエバはこれがUFCデビュー戦。36歳と若くなく、MMA戦績は16勝9敗と負けが多い。16勝のうち、KO勝ちが13あるが、重量級であればわりと珍しくはない。こちらも今月に入ってから急遽UFCと契約した。
本来より階級上での試合となるヴィラヌエバ。腹回りが相当ゆるい。減量の必要がないとはいえ、試合に向けたトレーニングができない状態でのオファーだったか?シャーマンが鋭いパンチを打ち込んでいく。ヴィラヌエバも打ち返すが押されている。ケージまで下がったヴィラヌエバにパンチ・膝を打ち込む。ホーン。
1Rシャーマン。
2R。ヴィラヌエバがワンツーを打ち込むが、シャーマンが打ち返してワンツーから膝がヒット。さらにワンツー。効いたヴィラヌエバ。ケージに詰めてヒジを打ち込むとヴィラヌエバダウン。シャーマンが追い打ちのパンチを入れるとレフェリー止めた。
実力差歴然。シャーマンはこの試合だけ見ていたらなぜリリースされたのかわからない出来だったが、それよりヴィラヌエバがUFCレベルではなかったか。