Bellator281:メインカード第2試合・ポール・デイリー vs. ウェンデル・ギャコモ

ウェルター級。デイリー8位。

地元イギリス・39歳のポール・デイリーはこれが引退試合となる。2006年にパンクラスに参戦し、北岡と対戦したがギロチンチョークで一本負け。その後2009年にUFCと契約したが、2連続1RKO勝利の後、ジョシュ・コスチェック戦では終始テイクダウンされ押さえ込まれる展開で判定負け。試合後にコスチェックを殴りリリースされた。2012年にはStrikeforceで三崎和雄と対戦しスプリット判定負け。Bellatorには2015年から本格参戦。常にトップ戦線で戦っていたため負けも多かったが、ウェルター級GP一回戦ではマイケル・ペイジ相手にスプリット判定まで持ち込んでいる。43勝のうち34KO勝ちで、キャリア63戦で一本勝ちはなし。

ブラジルのギャコモは27歳で9勝2敗。前戦はLFAで判定勝ち。実績だけ見れば、デイリーの引退に華を添える咬ませ犬役というところだが…。

積極的に出るギャコモ。パンチを打ち込むがデイリーが打ち返すとタックルへ。ケージに押し込んだ。ボディロック。シングルレッグへ。テイクダウン。すぐに立ったデイリー。バックからヘンゾフック。ケージを蹴って倒すとバックマウントへ。マウントに移行。なんとかハーフまで戻したデイリー。立ったデイリーだがバックを取ったまま放さないギャコモがまた倒した。腕十字。しかし外れて下に。デイリーパウンド。ギャコモは足関を狙う。50/50からヒール。腕をつかんでなんとか外したデイリー。ゴング。

1Rギャコモ。なかなか強い。

2R。デイリー出てきた。プレスして右。飛び膝。ギャコモタックル。脇を差してこらえたデイリーだが倒された。バックに回るギャコモ。座った体勢のデイリーに対し、ハーフバックから殴る。尻を上げて前に落とそうとするデイリーだが落ちない。仰向けになり両足フックしてバックマウント。バックから殴るギャコモだが、残りわずかでデイリー反転!下から蹴って放したギャコモだが、先に立ったデイリーが座った体勢のギャコモに対し暴風雨のようなパンチのラッシュ!立ち上がるギャコモだが左右のフックで顎を撃ち抜かれてダウン!KO!

デイリー、ピンチを凌いで引退試合でKO勝ち。

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