ミドル級。
元NFLプレイヤーのアンダース。無敗でUFCと契約、その後も連勝していて、3戦目でメインに抜擢されるなど期待されていた選手だったが、その後はライトヘビーに上げたり戻したりを繰り返しながら4勝6敗1NCと中堅以下にとどまっている。35歳と若くはないが、MMAデビューが遅く、まだキャリア8年目。
ここからセミまで4戦続けて日本での試合経験がある選手が続く。ジョンヨンは2017年にHEATでANIMAL☆KOJIにKO勝ちしている。UFCデビュー戦はギロチンで一本負け。その後はグラウンドで塩漬けにする試合で3連勝していたが、昨年10月にはグレゴリー・ホドリゲスにケージに詰めてパンチのラッシュを打ち込んだが、逆にパンチをもらって意識が飛びKO負け。
距離を詰めパンチから組んだアンダース。ケージに押し込む。首をギロチンに抱えるジョンヨン。ボディに膝を入れるジョンヨンだがブレイクがかかる。ローブローではないようだしアイポーク?再開。アンダースがパンチで出る。また組んで押し込む。投げを狙ったジョンヨン。逆にケージに押し込む体勢となるが、さらに入れ替えたアンダース。放してパンチを入れるとまた組み付く。また放してパンチを打ち込む。パンチで出たアンダースに右をヒットさせる。右ミドルから右ストレート。アンダース詰めてパンチをヒットさせるとタックルへ。残り1分。またギロチンに抱えるジョンヨン。テイクダウンしたアンダース。押さえ込まずにバックからパウンドを入れるアンダース。ジョンヨン立った。残りわずかでパンチから出ていくジョンヨン。ワンツーがヒット。ホーン。
1R僅差だがアンダース。
2R。じわじわ詰めるアンダースにロー、パンチを入れるジョンヨンだが、アンダースのタックルで倒される。背中を向けて立ったジョンヨン。正対して離れる。アンダースのワンツーをもらうジョンヨン。打ち返していく。また詰めてきたアンダースにパンチを入れるが、アンダースそのままシングルレッグ。倒せず。離れるジョンヨン。詰めるアンダースにパンチを合わせるジョンヨンだが、アンダースはパンチからタックルへ。受け止めたジョンヨンだが、アンダースの膝がローブローになりタイムストップ。再開。アンダースが距離を詰めてパンチを入れるが、そこからタックルに入るのが読まれていて、ジョンヨンにパンチを合わせられる。入ってくるところに膝からバック肘を狙ったジョンヨンだが、アンダースケージに押し込みテイクダウン狙い。離れるジョンヨン。アンダースまた距離を詰めると、ケージを背負ったジョンヨンにタックル。テイクダウン。すぐ背中を向けて立とうとするジョンヨン。その背中に乗ろうとしたアンダースだが、雑で前に落とされる。ガードを取ったアンダース。ホーン。
2Rも微妙だが、テイクダウンを取っている分だけアンダース。
3R。出てきたジョンヨン。距離が詰まるとタックルに来るアンダースだが、それを引き剥がしてパンチを打ち込んでいく。ケージ際を回るアンダース。出てくるジョンヨンにパンチを放つとヒットするが、ジョンヨンに打ち返されると顔を背けてしまう。タックルに入っても切られる。ジョンヨンはアンダースのパンチはもらっているがかまわず出ていく。タックルは切った。ケージに押し込んだアンダースだが引き剥がし離れるジョンヨン。アンダース、全くテイクダウンを取れなくなったが、逆にパンチがヒットしている。タックルを受け止めたジョンヨンが離れ際に肘をヒット。フェイントもない正面からのタックルを切られる展開が続くアンダース。それでもパンチがヒットしているのはアンダースなので、ヒット数では負けていない。下がりながらパンチを出していく。残り30秒。ジョンヨンパンチ連打。アンダース下がった。シングルレッグ。切ってパンチを入れたジョンヨン。タイムアップ。
29-28、28-29、29-28のスプリットでジョンヨン勝利。
1R・2Rは微妙だったし割れるのは致し方ない。
アンダースは打撃に顔を背けたり、3Rは逃げ気味のタックルを切られる展開がずっと続くなど、判定は僅差だったが内容は良くなかった。年齢的にも伸びしろがなさそう。
#UFCVegas55 Official Scorecards: Eryk Anders vs Junyong Park
— UFC News (@UFCNews) 2022年5月21日
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スコアカードでは全ラウンド割れていた。