UFC on ESPN+64:第2試合・チェイス・フーパー vs. フェリペ・コラレス

フェザー級

まだ22歳のフーパー。引き込み・今成ロールなどで積極的に極めを狙いに行くトリッキーなスタイルだが、ベテランのアレックス・カサレスには攻めを潰され判定負け、前戦も組んで引き込みから足関を序盤から狙っていったものの、凌がれ続けて判定負け。ここまで2勝2敗。打撃やテイクダウン、フィジカルがまだUFCレベルではないため、極めの一点で突破しようとしているが、読まれてしまうと厳しい。まだ若いので成長している可能性はあるが…。

ブラジルのコラレスはここまで2勝3敗だが、フェザー級で1勝1敗、バンタム級で1勝2敗。前戦はバンタム級だったがまたフェザーに上げる。チーム・ノゲイラ所属でジャングルファイトフェザー級王者。柔術&柔道黒帯のグラップラー。勝っても負けても打撃で劣勢になり、終盤失速しがち。

いきなり左を打ち込んだフーパー。パンチからタックルへ。胴をクラッチしたがコラレスが投げた。しかし下からボディロックして立ったフーパー。なおもテイクダウンを狙うが、コラレスが差し返すとパンチを入れて離れた。打撃を打ち込むフーパー。コラレスが蹴りを入れるとキャッチしてテイクダウン。すぐバックに。反転したコラレスが上に。パウンドを落とす。下から返そうとしたフーパーだが、コラレスがケージをキャッチしたとのことでスタンドで再開。フーパーは下からでも良さそうだったが。すぐ組んだフーパーだがコラレスが投げた。しかしフーパオモプラッタで返すと上に。ギロチン。外れたが今度はバックマウント。四の字バック。正対したコラレスだがパウンドをトスフーパー。コラレス立つがフーパーがボディロックしテイクダウン。またパウンド。ハーフから肘。肘を打ち込むとダースチョーク。やや浅いか。外れたがフーパーパウンドラッシュ。コラレスが立ったがなおもパンチ連打を入れる。ホーン。

1Rフーパー。かなりアグレッシブだがスタミナは大丈夫か。

2R。すぐタックルに入ったフーパー。ボディロック。投げを狙ったコラレスだがこらえたフーパー。そのまま腕を極めに行くが、雑で下に。サイドを取られうが、足を絡めるとサドルロック。コラレスが立つとフーパーまたボディロック。投げを狙うコラレス。こらえたが、フーパーは引き込んでスイープを狙う。潰されて下になるが、下からダブルアンダーフック。が、外されパスされる。ガードに戻したフーパーが足関狙い。ハーフからスイープしてバックを狙う。が、首投げで返され下に。ケージを蹴って返しバックに回ったフーパー。また雑な腕十字を狙い下になる。パウンドを落とされるがフーパー下から外ヒール。回転して外すコラレスだがフーパーが上を取るとバックマウント。残り15秒。パウンド・肘を入れるフーパー。ホーン。

2Rフーパー。

3R。パンチで出てすぐに組みついたフーパー。ボディロック。バックを狙うがコラレスが正対すると放してパンチ連打。そこからタックルへ。テイクダウン。コラレス立ったが足をすくって倒したフーパー。しかしコラレスが返して上に。が、下から足を絡めてスイープしたフーパー。パウンドを落としつつマウント。根負けしてきたコラレス。バックマウントからチョーク。腕をつかんで不正だコラレスだが、うつ伏せにして体を伸ばしパウンド。バックマウントから殴るフーパー。コラレスぐったりしてレフェリー止めた!

勝ったフーパーはUFC3勝すべてがフィニッシュ勝利。しかし攻めが雑すぎて何度もポジションを失いピンチに陥ってしまった。下からのリカバリーやスイープが上手いとはいえ、さすがにちょっと無駄に不利な状況になりすぎ。ただ、今後改善されていけば、上位を狙えるポテンシャルはある。

投げでチャンスを作ったコラレスだったが、ずっと攻め続けるフーパーにスタミナを削られていき次第に失速した。

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