マルチネスはこれがUFC10戦目となる。ここまで負け→勝ち→勝ちを繰り返し6勝3敗とそこそこのアベレージを残しているが、前座~中堅戦線から抜けられていない。バックボーンはテコンドーで、遠い間合いからの蹴りが主体のストライカー。
モラレスはUFC3勝3敗。レスリングとアマチュアボクシングがバックボーンのストライカー。現在2連勝中で、前戦ではルイス・スモルカを軽量級離れした豪快なパンチでダウンを奪ってのパウンドでKOしている。
スイッチを繰り返すモラレス。マルチネスカーフキック。両者牽制の打撃のみで、なかなか仕掛けない。じわじわ詰めていくマルチネス。牽制のジャブから飛び込もうとしたモラレスだが、マルチネスがそこにカウンターのパンチをヒット。カーフキック。前蹴り。詰めるモラレスにパンチ・ミドルを入れたマルチネス。プレスしてケージを背負わせた。サークリングするモラレス。ジャブから連打をヒットさせるモラレス。両者スイッチを繰り返してなかなか間合いに入らず。マルチネスがハイ、ローを入れる。ケージまで詰めて残りわずかで飛び膝を放ったマルチネス。ホーン。
1Rマルチネス。モラレスはカーフを蹴られた左足がかなり腫れている。
2R。間合いを詰めてきたモラレスだが、コラレス距離を取りかわすと左足にインロー。さらにカーフキック。出られないモラレス。マルチネスの間合いで蹴りをもらっている。モラレスが飛び込むところにパンチを合わせたマルチネス。またカーフキック。前に詰めていくモラレスだがマルチネスがテンカオをあわせる。せめてがないモラレス。前に出て行くが、マルチネス下がって距離を取る。間合いが狭まるとテンカオ。ホーン。
2Rマルチネス。
3Rも距離を取って打撃を入れていくマルチネス。モラレスが飛び込んでパンチを放ってもバックステップでかわされる展開が続く。間合いが詰まるとテンカオを入れるマルチネス。残り1分で距離を詰めてきたモラレスにタックル。テイクダウン。モラレスヒップスローを狙い、防がれたがそのまま立つ。しかしマルチネスはすぐにタックルでテイクダウン。スクランブルで上を取ったモラレス。最後のチャンスでパウンドを入れるが、マルチネスが下から足関を狙いタイムアップ。
終始自分の距離で戦い危なげない勝利。モラレスは工夫がなかった。