UFC on ESPN8:第8試合・エリク・アンダース vs. クシシュトフ・ジョッコ

ミドル級。

大学時代やっていたアメフトからMMAに転向したアンダースは、デビューから無敗でUFCでも連勝していたが、初メインで元王者のリョート・マチダと対戦しスプリット判定負け。その後はライトヘビーに上げたりミドルに戻したり、階級が定まらない状態が続き、前回からまたミドルに戻している。13勝中8KO。メインに出場するウォルト・ハリスとは単なるジムメイトにとどまらない親友で、アンダースが初めてMMAのスパーをした時の相手がハリスだった。UFCで同じ日に試合をするのは初めて。

元ランカーのジョッコだが、4連勝→3連敗→2連勝と、連勝と連敗を繰り返している。MMA21勝中7フィニッシュ(UFC7勝中1フィニッシュ)と、組んで塩漬けにする戦法のため判定が多い。

元々は4月に予定されていたカードで、大会中止により今大会にスライドされた。

ミドルを入れていくジョッコにアンダースが間合いを詰めて押し込み。離れたジョッコ。アンダースがパンチで出るとそのままタックルに。投げたが寝かされずに立つジョッコ。アンダースまたパンチから組んでテイクダウン狙い。ケージでこらえるジョッコ。離れた。逆にジョッコがタックルに。ボディロック。投げを放ったが、こらえてバックマウントに入るアンダース。しかし股下から抜けて立ったジョッコ。アンダースが蹴りを入れて出るとケージに押し込んでパンチを打ち込む。ジョッコ再びテイクダウン狙い。ホーン。

1Rは打撃の手数でジョッコ。

2R。すぐに組み付いていくアンダースだが引き剥がしたジョッコ。アンダースがパンチで出る。背中を向けたジョッコだが距離を取りしのぐ。ジョッコの左がヒット。アンダースタックル。尻クラッチまで入ったが倒せず。離れ際に膝を入れたジョッコ。アンダースまたケージに詰めてタックル。倒せず離れ際にバック肘を放つ。アンダースまた出て、ケージまで下がったジョッコにタックル。しかし倒せず。ホーン。

2Rもジョッコ。アンダースはタックルに入っても倒せない展開でジリ貧。

3R。ジョッコのバック肘に組み付いたアンダースだが、ジョッコはケージまで移動し正対。アンダースシングルレッグ。倒せず。ジョッコ離れた。ジョッコのワンツーがヒット。アンダースのパンチがヒットするが追撃がない。タックルを切られる展開で消耗しているアンダース。組んで押し込む。またタックル。倒せず。パンチから押し込んで行くアンダース。しかしそこから先がない。入れ替えたジョッコが膝を入れる。離れた。残りわずかで出ていかないアンダース。タイムアップ。

30-27、29-28×2の3-0でジョッコ勝利。

判定で勝利アピールしていたアンダースだが、ジョッコ勝利が告げられると抗議するでもなく祝福。無敗でUFCデビューし連勝していた頃はエリートアスリートで将来を期待されていたが、打撃もテイクダウンも中途半端ですっかり伸び悩んでいる。

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