UFC on ESPN8:第9試合・ダン・イゲ vs. エジソン・バルボーザ

フェザー級。イゲ15位。バルボーザはライト級の11位。

UFCデビュー戦こそフリオ・アルセに判定負けしたイゲだが、そこから5連勝。前回は元ランカーのミアサド・ベクティックにスプリット判定勝ち。レスリングの経験があるが、打撃の強いストライカー。

バルボーザはこれがライト級から階級落としての初戦。階級を落とした理由は、ライト級では上位ランカーとはほぼ対戦済みで、対戦オファーがランク外や下位の選手との対戦ばかりになったためとのこと。ゲイジー戦では両者倒す打撃の打ち合いとなり、左フックで意識を飛ばされKO負け。前戦のポール・フェルダー戦は、接戦でジャッジが30-27と27-30に割れる内容だったがスプリット判定負け。MMA最高のキッカーとも言われ、派手な蹴り技だけでなく強烈なローも武器とする。

鋭い打撃を打ち込むバルボーザ。イゲもパンチを打ち返す。バルボーザの右が入りイゲダウン!パウンドを入れるとすぐガードを取る。バルボーザのパウンド。鉄槌が顔面に入る。連打。イゲも下から打ち返すと、バルボーザが距離を取ったところで立ち上がる。ジャブを入れるイゲ。イゲ大振りの右フック。もう一発。バルボーザ強烈なローから左を打ち込む。イゲ下がらず打ち合う。距離を詰めたイゲにバルボーザ首相撲。ケージに押し込むイゲだがバルボーザは離れる。残り1分。ホーン。

1Rバルボーザ。イゲも打撃の圧力に負けていない。

2R。イゲがパンチ連打で出る。ガードを固めて下がるバルボーザ。バルボーザロー。イゲのワンツーがヒット。ケージに押し込んだイゲ。バルボーザは首相撲から膝を入れて離れる。イゲの右フックがかすめる。バルボーザ左ミドル。ロー。ちょっと攻めが単発になっているバルボーザ。また首相撲になるが、肘で引き剥がすイゲ。イゲタックルに入ったがバルボーザ切った。がぶったバルボーザだが立つ。左ミドルが入りいやがったイゲ。バルボーザが組むと引き込むように下に。バルボーザパウンド。ホーン。

2Rは僅差だが終盤の攻めでバルボーザ。

3R。前蹴りを入れたバルボーザだがちょっと低かったか。レフェリースルー。グローブタッチし再開。ジャブで出るイゲ。バルボーザは左ミドル。ワンツーロー。バルボーザ首相撲から膝・肘。イゲのローシングルは切る。バルボーザのジャブがヒットするが単発。イゲがパンチから組み付いてテイクダウン狙い。テイクダウン成功。レッグドラッグハーフからパウンド。ガードで凌ぐバルボーザだが、もう1分を切っている。バルボーザ口が開いている。立つ気はなく、このまま逃げ切り狙いか。タイムアップ。

判定29-28、28-29、29-28のスプリットでイゲ勝利。

フェザー級初戦で躓いてしまったバルボーザ。2Rは終盤にバルボーザのミドルが効いて、嫌がったイゲが下になったように見えたが、そう見なかったか、あるいはそれ込みでもイゲ有利と見たジャッジが多かったか。

メディアのジャッジはほぼバルボーザ支持。

Dan Ige def.  Edson Barboza :: UFC on ESPN 8 :: MMA Decisions

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