TUF30ヘビー級トーナメント決勝戦。
再来週にタイトルマッチを行うウェルター級王者で現P4P1位カマル・ウスマンの弟モハメド。大学時代はアメフトの選手だったが、兄を追うようにMMAの道へ。ローカル時代に現UFCファイターのドンテイル・メイエスに判定負け、昨年はPFLに出場したが、初戦で2Rチョークで一本負け。以降は負傷欠場している。TUFではチーム・ペーニャにヘビー級のドラフト1位で指名されると、2試合連続判定勝ちで決勝に進出した。UFCデビューとしては遅めの33歳。打撃にやや難あり。
パウガはさらに年長の34歳だが、MMAは2年前にデビューしてからここまで5戦全勝。ウスマン同様、アメフトの選手だったが、卒業後にNFLのヒューストン・テキサンズの練習生になっていたことがある。所属のエヴェレーション・ファイト・チームではUFCヘビー級ランカーのカーティス・ブレイズもチームメイト。TUFでは初戦判定勝ち、準決勝は2R30秒でKO勝ち。ウスマンと同じチーム・ペーニャで、ウスマンとは番組前から一緒にトレーニングをしたことがある仲。
パウバのTUF前の試合はすべてライトヘビー級。ウスマンはもともとヘビー級だが、計量ではパウガ108kg、ウスマン107kgと、両者ともライトヘビーまで落とせそうに見える。
飛び込んでくるパウガにパンチを合わせるウスマン。パウガ飛び込んでジャブ。左ハイをヒットさせたパウガだが、キャッチしてテイクダウンするウスマン。しかしパウガ寝かされずに立った。ウスマン大振りの右を空振り。飛び込んだパウガだがウスマンの右がヒット。また出るウスマンだが、今度はそこにパウガのワンツーをもらう。なかなか間合いに入れない両者。パウガまた左ハイ。左ミドル。また左ミドル。スーパーマンパンチで飛び込んだパウガだが、ウスマンかわして左フック。ジャブを当てるパウガ。ホーン。
1R手数でパウガ。
2R。パウガがジャブで飛び込んだところにウスマンのジャブが顎にヒット!パウガ仰向けに倒れて失神!KO!
ウスマン、兄弟でのTUF制覇。
ヘビー級の下の方の選手は動きが遅くもっさりした選手が多いが、両者ともスピードがあった。UFC本戦では二人ともライトヘビーで戦うのかもしれないが。