デイナ・ホワイト「カマル・ウスマンはレオン・エドワーズの左ハイキックの前までは完璧だった」「即再戦の可能性は高い」「イギリス中の会場を調べている」


 『UFC 278: Usman vs. Edwards 2』のメインイベントで行われたウェルター級タイトルマッチでレオン・エドワーズがカマル・ウスマンに5R KO勝ちし王座戴冠した件についてデイナ・ホワイトが以下のコメント。

「ウスマンは完璧な試合運びをしていた。私は実況のジョー・ローガン、ジョン・アニク、ダニエル・コーミエの3人がエドワーズが何をすべきか話していることに聞き入ってた。そしたら突然左ハイキックが入った。ウスマンの試合運びを見ていると絶対的かつ完璧な自身を持って戦ったはずだ」

「それでもこうなるのは、このスポーツがどれだけクレイジーかということだ。このスポーツが世界最高である理由だ。5ラウンドの4分まで戦ってもこういうことが起こり得る。このスポーツでは何が起きてもおかしくない。今週、メディアの人たちと話をしたが、みんなレオンを十分に評価していなかった。彼はとても危険な相手だった。ワオだよ」

「試合終了まであと1分ということでウスマンの勝利は確実だと思い帰ろうとしている人もいた。そこであのハイキックだ。このスポーツはとても素晴らしく、エキサイティングで、楽しいものだ。最後まで何が起きるか分からない」

「3戦目をやらない手はないだろう。できればイギリスでやりたい。レオンはそこまで長く待つ必要はないだろう。いずれにしてもキャンプに戻ってトレーニングを開始させないといけない。まずは日程を決めないといけない。1月までは決まっていると思うし、再戦であってもそれほど待つ必要はないだろう」



 こちらではデイナ・ホワイトが3戦目の会場について以下のコメント。

「ウェンブリー・スタジアム(9万人収容)か。どうかな。イギリスではやりたいが。イギリスならいつでも行けるし、チケットも完売している。ただ屋外の会場は怖い。イギリスの屋外会場は本当に怖い。天気はそんなに素晴らしくないからな」


 その3日後に、デイナ・ホワイトは以下のコメント。

「これは、イギリスだけでなくヨーロッパにとっても非常に大きな大会になるだろう。向こうのプライムタイムに開催しようと思ってる。現在、あらゆる可能性を検討している。イギリスの全ての会場を調べている。ロンドンだけでなく、イギリスの全ての会場だ。私たちはすべてを見ています。イギリスでは外出禁止令など対処しなければならないことがたくさんあるが、文字通りそれに取り組んでいる」

「O2アリーナでFight Nightを開催すると、数分で完売する。どういうことになるか想像してみてくれ。大変なことになる。前回のイギリス大会終了時は次のイギリス大会の予定は無かった」

「カマル・ウスマンと話したが、彼は元気だ。もちろん彼は再戦を望んでいるが、『取り除かれた重圧をどう表現すればいいか分からない』と言っていた。彼にはアンデウソン・シウバの記録更新とか、いろんな多くののプレッシャーがあった。レオンにも会った。奇跡を起こしたから、これ以上ハイにはなれないくらいだった」

「レオンは防衛戦の準備ができている。いずれにしても引き受ける準備ができている。ホームに帰ると怒涛のメディアツアーが待っている。ベルトを手に入れると多くのことが変わる。彼の世界が今後数週間で変化しようとしているが、その準備はできている」

「彼には不運な面もあった。彼は当時ノーランカーだったカムザット・チマエフ戦のオファーを何度も受けている。彼は本物だ。いつでも、どこでも、誰とでも戦うつもりだった。彼には不運な部分もあった」
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