【写真】いってみればエリート雑草というマッチアップだった (C)MMAPLANET
国内外のMMA大会の中止及び延期、さらには格闘技ジムの休館など、停滞ムードの真っただ中です。個人的にも大会の延期と中止のニュースばかりを書かざるをえない時期だからこそ、目まぐるしい日々の出来事、情報が氾濫する通常のMMA界では発することができなかったMMAに纏わる色々なコトを発信していければと思います。こんな時だからこそ The Fight Must Go On──第39弾はMust Watch!! このスポーツの著名人が、改めて視聴することを薦める試合を紹介したい。
今回からはDEEP編がスタート。佐伯繁代表がDEEPオフィシャルYouTubeチャンネルにアップされているケージマッチから、「今、まだアップしきれていないけど」思い出の5試合を振り返る──企画の第三弾。
※ここで紹介する試合は、オフィシャルホームページやオフィシャルYouTubeチャンネルで誰もが無料で視聴できるファイトに限っており、違法でアップされた試合は含まれていません。
佐伯代表が選んだ「今、まだアップしきれていないけど、アップしているなかから思い出の5番」、3試合目は2019年12月15日に行われた武田光司大原樹里 のDEEPライト級選手権試合だ。
キャリア1年2カ月でDEEPの頂点になったチャンピオンと、月見草MMAファイター人生を送ってきたチャレンジャーの仕切り直しのタイトル戦。
佐伯繁のMust Watch 03、武田大原の選択理由は以下の通りだ。
佐伯繁
「武田君はデビューして1年少しで北岡選手に勝ってチャンピオンになった。そこからRIZINに出たけど腰も悪くて負けちゃって、心機一転DEEPで出直す。大原選手は45戦も戦っていてなお、強いのか弱いのか分からない。ケガをしないから、とにかく試合はするけど大切なところで勝てない。でも、まだ20代で45試合も戦っているって異常ですよ(笑)。その大原選手が長倉(立尚)選手に勝ち、1年間でチャンピオンになった男と45回戦ってようやくチャンスを掴んだ人間……そんな2人のタイトル戦ですが、金的で終わってしまって……これは再戦ですよね。
そして、この試合は大原選手の頑張りと、武田君が極め切る強さを見せて……セミで組んだんだけど、こりゃメインだったな──順番間違えたかなって思いましたよ(笑)。高島さんとソウルの空港で会った日の試合っていうのもね、なんか印象に残っていて。凄く対照的な2人が見せてくれた、とても良いタイトルマッチでした」