UFC on ESPN+28:第4試合・ハニ・ヤヒーラ vs. エンリケ・バルゾラ

バンタム級

バンタム級復帰後から前戦まで7勝1敗・3連続フィニッシュ勝利ながら、ずっと前座という扱いだった大ベテランのヤヒーラ。前回、キャリアで初めてPPVメインカードに抜擢されたが、寝技に付き合ってもらえない展開で判定負け。再び前座に戻ってしまった。

TUFラテンアメリカ2ウィナーのバルゾラはルタ・リーブリがバックボーン。テイクダウンからの押さえ込みが武器で、UFCキャリア9戦すべてが判定決着(6勝3敗)。前戦は無敗のモフサル・エフエロフにパンチからタックルに入られる展開で判定負け。

ヤヒーラがパンチからタックルに入るが倒せず下に。バルゾラが付き合わずに立とうとしたところでシングルレッグに。そのままバックに回る。バルゾラ立ち上がり振りほどいた。パンチで出るヤヒーラ。ワンツーがヒット。シングルレッグに入る。尻もちをつかせる。バックに回る。ハーフバックを狙ったが下に落ちたヤヒーラ。ディープハーフからスイープを狙ったが、バルゾラこらえて上をキープ。立とうとするバルゾラからまたバックを奪った。ホーン。

1Rはバックからのコントロールでヤヒーラ。ただ、コントロールしていただけなので、打撃のヒット数でバルゾラに入れるジャッジもいるかもしれない。

2R。バルゾラのパンチをかわしてタックルから倒したヤヒーラ。立とうとしたバルゾラのバックに回る。足のフックは防いでいるバルゾラ。膝を打ち込むヤヒーラ。そのまま広報に倒れたヤヒーラだが、バルゾラが反転して上を取り返した。スクランブルで逃れようとするヤヒーラだがバルゾラが上で押さえ込む。残り30秒。スクランブルで立とうとするヤヒーラにチョークを狙うが、回転して立たれる。バルゾラがパンチを打ち込む。ホーン。

2Rはグラウンドで押さえ込んでいた時間が長かったのはヤヒーラだが、攻めがあったのはバルゾラで、僅差のラウンド。

3R。ヤヒーラのタックルを切ったバルゾラ。パウンドを入れる。ヤヒーラがディープハーフからスイープを狙う。バルゾラこらえてパンチ・肘を入れる。サイドを取ったバルゾラ。ヤヒーラは疲れたのか、スクランブルから逃れようとしたがバルゾラが上をキープし続ける。またディープハーフ。ディープハーフのヤヒーラに膝十字!けっこう入っているように見えたが、バルゾラは決まらないと見たか、外して上を取る。サイド。ノースサウスになりアナコンダチョーク。放してパウンドを入れるバルゾラ。タイムアップ。

29-28ヤヒーラ、28-28×2のマジョリティドロー。

ドローにしたのは1Rヤヒーラで、3Rはバルゾラに10-8をつけたのか?10-8つくほどではない気がした。前半の貯金でなんとか逆転負けは逃れたヤヒーラ。相変わらずのいぶし銀ファイト。