ヘビー級。イワノフ12位、サカイ13位。
コンバットレスリングで当時まだ世界最強幻想のあったヒョードルを下したイワノフ。Bellatorではヘビー級トーナメント決勝まで行ったがアレクサンダー・ヴォルコフに敗れてMMA初黒星。その後、WSOFに参戦するとヘビー級王者になり4度防衛。UFCデビュー戦ではいきなり元王者のJDSと組まれるなど期待感は大きかったが、ここまで4戦してすべて判定で2勝2敗。終盤スタミナ切れが多く、内容も盛り上がりに欠けている。
サカイもBellatorでMMA初黒星を喫して、その試合を最後にBellatorから離脱したというのは共通している。コンテンダーシリーズでは快勝したが、UFCデビュー後2戦続けてグダグダの試合で勝利。しかし、前回はマルチン・ティブラを1RパンチでKOするヘビー級らしい豪快な勝利でUFC3連勝を飾った。
ヘビー級らしからぬ静かな展開。イワノフが時折パンチで出ていく。サカイも打ち返すが、見合いが多く手数が少ない。イワノフがケージに押し込む。膠着気味。1R終了。
1Rイワノフ。
2R。イワノフ左ボディ。ちょっと前かがみになったサカイ。シングルレッグを狙ったイワノフだが切られる。サカイがケージに押し込んでダブルアンダーフック。引き剥がしたイワノフ。イワノフの左がヒット。前に出たサカイにパンチを合わせる。サカイ右ミドルから組んで押し込み。押し込んで膝。離れた。サカイがミドルで出る。イワノフ後退。残り1分。サカイがパンチで出て膝を入れたが、キャッチされテイクダウンを許す。ハーフ。押さえ込んでいるだけのイワノフ。下から蹴って離したサカイ。ホーン。
2Rサカイ。
3R。出ていくサカイ。パンチ、前蹴りを打ち込む。イワノフも下がりながらパンチを出す。サカイ組んでケージに押し込む。イワノフ首投げ。が、サカイがケージを掴んで耐えた。レフェリー見てなかったのかスルー。立ち上がり離れる。残り1分になり、イワノフがパンチで出るがサカイもカウンターを打ち返す。残りわずかで出てきたイワノフに組み付いた。
30-27イワノフ、29-28×2サカイのスプリットでサカイ勝利。
しかし3Rの微妙なところでケージキャッチがあったので、事後でも減点にすべきではと思った。