UFC on ESPN9:第6試合・ケイトリン・チューケイギアン vs. アントニーナ・シェフチェンコ

女子フライ級。チューケイギアン2位、アントニーナは12位。

前戦で王者でアントニーナの妹チェンコのタイトルに挑戦したチューケイギアンだが、ほぼ何もさせてもらえずパウンドで3RKO負け。フライ級では4勝2敗でトップランカーだが、王者との差は大きく、階級自体の盛り上がりがない。バンタム級から落としてきたので、フライ級ではフィジカル優位な試合が続いている。

姉チェンコことアントニーナは妹同様、母譲りのムエタイが武器。しかしUFC2戦目でロクサン・モダフェリにテイクダウンされて攻められ、判定でMMA初黒星を喫した。前回もテイクダウンは奪われたが、シングルレッグを仕掛けられたところで倒されながらバックを奪いチョークで一本勝ち。勝てば上位ランカーとなる。王者との姉妹対決は普通に考えれば無いが、ありえるのかどうか。

前蹴りをキャッチしてボディロックからテイクダウンしたチューケイギアン。バックに回るとチョーク!ハーフバックで絞める。喉元に入っているように見えるが、腕を引いてなんとか防いだアントニーナ。腕を入れ替えてフルバックからチョーク。また喉元に。うつ伏せにして絞めるが入っていないのか。また腕を入れ替えて絞める。引き手を掴んで防ぐアントニーナ。なんとか向き直ったがマウントに。パウンド連打。亀になるアントニーナ。身動きが取れない状態でパウンドをもらい続けるが、止めるほどでもない。なんとか凌いだアントニーナ。立ったがホーン。

1Rチューケイギアン10-8。

2R。すぐ組んでケージに押し込むチューケイギアン。ダブルアンダーフックから投げてテイクダウンすると即マウント。パウンド。逃げられないアントニーナ。チューケイギアンがハイマウントから肘。アントニーナ、まったく逃げられず。ホーン。

2Rチューケイギアン10-8。

3R。パンチをヒットさせたアントニーナ。KOが必要だが手数が少ない。逆にチューケイギアンがジャブを入れる。残り2分で組み付いてケージに押し込むチューケイギアン。離れた。ミドルを入れたチューケイギアン。パンチからボディロック。テイクダウン。マウント。パウンド。時間がない。ラッシュするがタイムアップ。

三者30-25でチューケイギアン勝利。

アントニーナ、グラウンドがザルすぎて何もできず完敗。チューケイギアンもあそこまで差があるならフィニッシュして欲しかったが。

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