UFC on ESPN+73:第4試合・リッキー・トゥルシオス vs. ケビン・ナティブダド

バンタム級

TUF29ウィナーのトゥルシオスだが、第4試合という扱い。スタンド・グラウンドでアグレッシブに攻め、グラウンドでは下からワンレッグXから仕掛けるなど、柔術的な動きを得意としている。が、UFCデビュー戦となる前戦はエイマン・ザハビにスタンドでの打撃をもらい続ける展開で、フェイントの手数は多かったものの、ヒット数が少ない展開で判定負け。

ナティブダドはここまでUFC2連続KO負けといいところなし。前戦はわずか20秒でのKO負け。ハワイ生まれで、現在はアリゾナ在住。柔術出身で、こちらは得意なテクニックをKガードとしているが、UFCではこれまで見せていない。9勝のうち5つのKOがある。ヒーローはスパイダーマンHUNTER×HUNTERキルア・ゾルディック

打撃で出るトゥルシオスだが、ナティブダドがタックルでテイクダウン。ディープハーフで下から殴るとスイープ狙いから起き上がりタックルへ。ダブルレッグで寝かそうとする。立って引き剥がしたナティブダド。またタックル。そのままケージに押し込むが、トゥルシオスはこらえながらブラウン肘。スタンドバックに回ったナティブダド。トゥルシオスは足関狙いからキス・オブ・ザ・ドラゴンでバックを狙う。ナティブダドシングルレッグで上を取り返そうとするが、がぶったトゥルシオス。ナティブダド立った。肘を入れ離れる。ミドルを入れたナティブダドだが、トゥルシオスタックルに入りテイクダウン。バックに回ろうとするが、ナティブダド正対して向かうとケージに押し込む。放した。残り1分。ミドルを入れるナティブダドだが、パンチにタックルを合わされまたバックを取られる。足はフックさせずに立ったナティブダド。離れたがホーン。

1Rトゥルシオス。

2R。トゥルシオスタックルで組み付いたが、ナティブダドがスタンディングキムラに捕らえると引き込み気味に下に。ハーフ。がぶったナティブダド。トゥルシオス立って離れる。ナティブダドがタックル。テイクダウン。インサイドからパウンド。トゥルシオスケージ際まで移動し立つが、ナティブダドは足首をキャッチして倒し上に。逆にトゥルシオスがシングルレッグから上になるが、離れ際の左フックが入りふらついた!すかさずパウンドに行くナティブダドだが、トゥルシオス組み付いて凌ぐ。離れた。ナティブダドの左がヒット。トゥルシオスも詰めてパンチを打ち込む。ナティブダドタックルで飛び込みテイクダウン。しかしスクランブルで上を取り返したトゥルシオス。ナティブダドシングルレッグで立ち上がりそこからテイクダウン狙い。ケージに押し込むがトゥルシオスはブラウン肘で耐える。倒しかけたナティブダドだが、トゥルシオスケージつかみでこらえて入れ替えた。レフェリー止めず。ホーン。終了後に口頭注意のみ。

2Rはニアダウンがあったナティブダド。

3R。ナティブダドが低空タックルでテイクダウン。首を抱えて後方に投げたが、トゥルシオスがディープハーフから上を取り返そうとする。ナティブダドタッtスタンド。詰めてくるトゥルシオスに飛び膝!崩れたトゥルシオスだが、そこからタックルで押し込む。離れたナティブダド。また飛び膝。顔面に前蹴り。それでも詰めていくトゥルシオス。ケージまで詰めて押し込んだ。ナティブダドシングルレッグへ。尻餅をつかせた。トゥルシオスが脇を差して上を取り返そうとするが、ナティブダド立って離れる。トゥルシオスすぐに組んでいくが、引き剥がしたナティブダド。またタックルに。ケージに押し込む。スイッチを狙うトゥルシオス。こらえるナティブダドに肘を入れるとバックに回り背中に乗った。残り70秒で四の字バック。パウンド!チョーク!パームトゥパーム。腕をつかんで耐えているナティブダド。外したがなおもバックマウント。残り10秒でパウンド連打するトゥルシオス。タイムアップ。

29-28トゥルシオス、29-28ナティブダド、29-28トゥルシオス。スプリットでトゥルシオスギリギリの勝利。

しかし0勝2敗でいいところなしだったナティブダド相手に互角の攻防をしていては、先行き不安。下が得意ということもあるのだろうが、テイクダウンを7回も取られては、ポイント的にも難しい。

割れたのは1R。

mmadecisions.com

メディアのジャッジも割れているが、ほぼトゥルシオス勝利を支持。

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