・ファイト・オブ・ザ・ナイト:スティーブン・トンプソン vs. ケビン・ホランド
・パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:セルゲイ・パブロビッチ、ロマン・ドリーゼ
1大会8KOというのはUFC史上最多タイ。
メインはホランドがトンプソン相手に真っ向から打ち合いに臨み、スリリングな試合に。1Rはホランドが距離を制して良いパンチを当てていたように見えたが、2R以降はトンプソンが修正してきた。ホランドの怪我の影響がどの程度あったかは不明だが、4R目はほぼ何もできなくなっており、止めたセコンドの判断はまともだった。
勝ったトンプソンだが、今後タイトル戦線に残るのはイバラの道。上位のレスラーが相手だと相性が悪い。
セミはアンジョスがランク外のバーバリーナに完勝したが、バーバリーナのテイクダウンディフェンスの無さ・グランドの対処能力に助けられてのことで、体格差もあったし、やはりコビントンやウスマン(過去に対戦し敗れているが)の壁を乗り越えられるとは思えない。試合後はマクレガーに対戦要求していたが、おそらくマクレガーに選ばれることはなさそう。このままレジェンド路線に行きそうだが、ネイトもいないし、適当な相手がいない。
セルゲイ・パブロビッチは5連続1RKOでトップランカーとなったが、ルイスもトゥイバサも打撃しかしない相手で、未知数な部分が多い。アリスターにテイクダウンされ上を取られるとあっさりまけたUFCデビュー戦があるだけに、弱みをつかれると簡単に負けそうなイメージがある。どうせヘビー級タイトル戦線はしばらく停滞するだろうし、その間色々なタイプの選手との対戦が見たいところ。