UFC282:セミファイナル・パディ・ピンブレット vs. ジャレッド・ゴードン

ライト級。両者ノーランカー。

自称ネクストマクレガー、イギリスでは絶大な人気を誇るピンブレット。打撃でも組み技でも思い切りがいい攻めで、ここまで3試合連続フィニッシュ勝利・3連続パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞しているが、同じ前座クラスの相手に内容はけっこう互角で苦戦もしている。人気先行型であることは否めない。UFCもそれを理解してか、露骨に潰すようなマッチメイクはしていない。

今回の相手ゴードンはライト級では4勝4敗。フェザーに落としたこともあったが、体重オーバーしライトに戻した。レスリング・ボクシングがバックボーンで、UFCデビュー戦でパウンドでKO勝ちした以外はすべて判定勝ち。前戦は大ベテランのレオナルド・サントスと対戦し、タックルを切って打撃を入れる展開でフルマークの判定勝ち。サントスを引退に追い込んでいる。

ピンブレット応援団がノリノリではしゃぐ中、コールを受けても無表情のピンブレット。

距離を詰めて蹴りを入れるピンブレット。左ハイ。ワンツー。ゴードンの左が顎をかすめた。左の相打ち。ゴードン出てきた。ピンブレットはジャブで牽制。ゴードンの左がヒット。手応えがあったか、ゴードン詰めていく。ピンブレットのワンツーはブロック。ゴードン右フック。パンチの連打で出るピンブレット。カーフキック。ゴードンは左右のフックを振り回す。左ハイ、長い距離のパンチを出していくピンブレット。スイッチキック。ガードの上からパンチを打ち込むピンブレット。カーフキック。パンチで出たゴードンだがバランスを崩したのか効いたのか足がもつれる。しかしすぐにパンチで出る。ケージを背負ったピンブレットがタックルへ。受け止められると引き込み気味に下に。残り30秒。下からの仕掛けを狙うピンブレット。ホーン。

1Rは僅差だっただけに、最後のテイクダウンでゴードンか。ライブオッズはイーブンに。

2R。詰めるゴードン。ピンブレット下がってケージを背負う。サークリングで逃れたが、出ていくゴードン。またケージを背負った。追いかけるゴードンだが距離を取るピンブレット。ケージに詰めたゴードンがパンチからタックルへ。ピンブレットアナコンダ気味に抱えたが外れると立つ。シングルレッグでまたテイクダウンを狙うゴードンだがピンブレットケージでこらえる。放して右を入れたゴードン。ピンブレット出ていく。しかしゴードンの左をもらった。組んだゴードンがケージに押し込む。これえて入れ替えたピンブレット。ケージにつmてパンチを打ち込むが、ゴードンも打ち返した。残り15秒でピンブレットのアイポークがありタイムストップ。再開後パンチで出ていくピンブレットだがゴードンはディフェンス。ホーン。

2Rゴードン。

3R。出ていくのはゴードン。ケージまで下がったところでタックル。ピンブレットはキムラでしのごうとしたが、ゴードンが持ち上げてスタンドバックに。テイクダウンを狙う。両手をついてこらえるピンブレット。立ってまたキムラを狙おうとするが、グリップできていない。ゴードンダブルレッグ。首をギロチンに抱えたピンブレットだが放した。2分経過。テイクダウンをこらえるだけで動きがないピンブレット。押し込まれた状態で膝を出すピンブレット。ダブルレッグに来たところにブラウン肘。残り2分で離れたピンブレット。が、ゴードン距離を離さずすぐにお仕込みテイクダウン狙い。ボディロックからテイクダウンを狙うゴードンだがこらえるピンブレット。残り1分。払腰を狙ったが、こらえて切り替えして倒すゴードン。背中に乗ったが前に落ちた。逆にjバックについてピンブレットだが時間がない。ピンブレット背中に乗ろうとするがタイムアップ。

三者29-28でピンブレットがびっくり勝利。

ジャッジ3者とも2Rピンブレット。1者は1Rゴードン、3Rピンブレット、2者は1Rピンブレット、3Rゴードンで割れた。まあ3Rとも僅差ではあったが…。

mmadecisions.com

メディアのジャッジは9割超がゴードン支持。29-28と30-27が半々。

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