UFC282:第9試合・ダレン・ティル vs. ドリカス・デュ・プレシ

ミドル級。ティル10位、デュ・プレシ14位。

ミドル級に上げてからは負傷欠場などでブランクが開き、年1ペースになっているティル。8月に予定されていた試合を負傷のため欠場し、今回も1年3ヶ月ぶりの試合となる。ミドル級初戦はケルヴィン・ガステラムにスプリット判定勝ちし、2戦目でランキング1位のロバート・ウィテカーに挑んだが、僅差の内容ながら判定負け。前戦はデレク・ブランソン相手にテイクダウンを奪われてパウンドで削られる展開から、3Rに打撃を効かせてチャンスを作ったものの、テイクダウン→マウント→亀→チョークで一本負け。

デュ・プレシはUFCデビューから3連勝でランキング入り。学生時代に柔道やレスリング、キックでキャリアを積んでMMA転向。南アフリカのEFCでウェルター&ミドル級王者となると、ポーランドのKSWでもウェルター級王座を獲得。UFCで2連続KO勝ちした後、ランカーのブラッド・タヴァレスと対戦。1Rにパンチを効かされたが、2R以降スタミナが切れても攻め続けて判定勝ち。それまでは勝っても負けてもフィニッシュ決着だったが、初の判定となった。

詰めていくティル。しかしデュ・プレシがタックル。テイクダウン。ティル背中を向けてケージ際に行き、バックを取られるのを防ぐが、デュ・プレシバックからパンチ連打。側頭部を打ち付けていく。ティルはサムズアップで効いてないアピールするが、抜け出すことが出来ない。また連打を入れる。立ったティルだがなおも殴るデュ・プレシ。ティルようやく正対。デュ・プレシタックルに。テイクダウン。すぐマウント。背中を向けたティルから四の字バック。パウンド連打。チョーク!しかし顎の上でこらえたティル。なおもチョークを狙うデュ・プレシ。仰向けになりしのごうとするティル。チョークを防ぐティル。上を取り返した。ギロチンで引き込んだティルだが、すぐに外して立つ。スタンド。ティル蹴り足をつかんで倒すと肘・鉄槌で逆襲。が、デュ・プレシがタックルで上を取り返した。ホーン。

1Rデュ・プレシ。終盤ティルが盛り返したが、10-8ついてもおかしくない。左目がふさがっているティル。しかしデュ・プレシもかなりスタミナを使った。

2R。パンチで出るとケージまで下がったデュ・プレシ。パンチを入れるがブロックして凌ぐ。ティルのパンチのフェイントに反応するデュ・プレシ。デュ・プレシ失速している。飛び出すところにティルのカウンターの肘がヒット。飛び込んでテンカオ。が、デュ・プレシ飛び込んでタックル。倒した。スクランブルで立とうとするティル。立った。引き剥がす。またデュ・プレシが出るところにカウンターの肘。ティルのワンツーがヒット。またタックル。テイクダウン。残り1分。立とうとしたティルだが寝かされた。ハーフで固める。ギロチンに抱えるデュ・プレシだが放した。ニーシールドのティルにデュ・プレシはアンクルホールド。回転して凌ぐティル。ホーン。

2Rティル。

3R。距離をキープして打撃を入れるティル。パンチのフェイントに反応して下がるデュ・プレシ。デュ・プレシがジャブを出すとティルの顔面にヒット。パンチを出し始めたデュ・プレシ。タックル。テイクダウンしまうんと!パウンド連打。背中を向けたティルにチョーク!タップアウト!

2Rでガスアウトしたかに見えたデュ・プレシだったが、ティルも限界だったか。

デュ・プレシはこれで4連勝。

2Rまでのスコアカード。2者は1Rデュ・プレシに10-8をつけていた。

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