フライ級タイトルマッチ。鶴屋1位。
猿飛流は20歳でプロデビューしたが、精神疾患を患い3年ほど療養。27歳で復帰後、2019年にネオブラを制覇すると、昨年はフライ級暫定王座決定トーナメントに出場し、一回戦で上田将竜に勝利した。しかし小川徹との決勝は負傷欠場。不戦勝で暫定王者となった小川(後に正王者に昇格)に今年3月挑戦すると、スクランブルゲームの接戦を制して王座獲得。現在32歳で7連勝中。
鶴屋はシューターで現パラエストラ千葉ネットワークの代表でもある鶴屋浩の次男。レスリングでは高校時代に全国2位の実績あり。昨年18歳でプロデビューし、DEEPで3連勝すると、今年4月からパンクラス参戦。ランカー相手に2試合連続1Rフィニッシュ勝利して、20歳・デビュー6戦目で王座に手をかけた。
22歳の修斗王者平良、同じく22歳のDEEP王者神龍と同じくUFCを目指している鶴屋(神龍は過去にパラエストラ千葉ネットワークに所属しており元同門)が、6戦全勝全フィニッシュの成績を残しUFCへの足がかりにするのか、苦労人の猿飛流が超新星を止めるのか。
いきなりタックルで飛び込んだ鶴屋。ケージでこらえながらパンチを入れる猿飛流。投げた首投げの体勢からバックマウントに。スロエフストレッチ!しかしこらえている猿飛流。鶴屋腕十字を狙うが外した。鶴屋強引に首投げ。しかし倒されずこらえる猿飛流。離れようとしたが、ついていってまたタックル。ボディロック。しかし小手を巻いて正対した猿飛流。鶴屋押し込んでパンチを入れる。こらえてボディに膝を入れる猿飛流。鶴屋序盤の勢いがない。猿飛流ボディに膝。鶴屋も膝を打ち返す。ちょっとボディを嫌がっている鶴屋。ホーン。
オープンスコアは一者猿飛流、二者鶴屋。
2R。蹴りをはなとうとした猿飛流だがもつれて上になった鶴屋。インサイドからパウンド。入っている。猿飛流、ケージ際で立とうとするが鶴屋がバックマウント。チョーク!タップアウト!
鶴屋は1R序盤はすぐ決めようと強引に攻めていたが、後半勢いを止められたものの、2Rに入り冷静になったのか、猿飛流の右ミドルに対し、左でキャッチしつつ右でパンチを入れながらテイクダウンを奪った。その後は圧倒。
猿飛流も一度は鶴屋の攻めを凌いで、1R後半はペースを握ったかに見えたが、2R不用意に上を取られてしまったことが悔やまれる。