UFC286:第2試合・ジャイ・ハーバート vs. ルドビト・クライン

ライト級。

ハーバートはUFC2勝3敗。昨年3月・7月・今大会と、3回続けて地元ロンドン大会での試合となる。アウェイには呼ばれないレベルということかもしれないが。バックボーンはムエタイ。前回は3Rにタックルを切って上になり上をキープしてパウンドを入れる展開で判定勝ち。196cmの長いリーチが武器。34歳。

スロバキア初のUFCファイター・クラインは、ハーバート同様に昨年7月のロンドン大会から8ヶ月ぶりの試合。前座戦線で1勝2敗と冴えなかったが、昨年からライト級に上げてここまで2連勝中。28歳。

距離を取り蹴りを出していくハーバート。クライン詰めるがサークリングするハーバート。ハーバートのミドルをキャッチしたクラインがテイクダウン。ハーバートのガード。腕十字。肘を抜いて鉄槌を落としたクライン。立とうとしたハーバートだが、多々せず上をキープするクライン。しかしハーバート下から鉄槌。足を利かせて上から殴らせず、逆に下から打撃を入れる。蹴り上げを入れて立った。ハイを入れるハーバート。飛び込んでテンカオ。首相撲に捕らえて膝。肘を入れて引き剥がそうとするクラインだが、放さずまた膝を入れた。残り1分。離れるクライン。クライン打撃で飛び込むが、ステップされ空振り。自分の間合いに入れないクライン。ホーン。

1Rハーバート。

2R。距離を取るハーバート。クライン詰めていきパンチをヒット。四つに組むが、ハーバート頭を付けてケージに押し込む。入れ替えたクラインだがハーバート引き剥がし離れた。出ていくクライン。ハーバートのハイに左を返しヒットさせたクライン。またパンチで飛び込んだが、ハーバート組み止める。四つから外掛けテイクダウンを狙ったがクラインこらえてケージに押し込もうとする。肘・フックを入れて離れた。クライン飛び込んでワンツー。詰める。距離を取るハーバート。クラインタックルに。組んでケージに押し込む。離れ際に肘を入れたクライン。残り40秒。飛び込んでパンチを入れたクライン。ハーバートのハイに左を返す。ホーン。

2R手数はほぼ五分。

3R。詰めていくクライン。ハーバート距離を取り蹴り。しかしケージに詰めるクライン。ケージ際をサークリングするハーバートに飛び込んだ。組み止めてケージに押し込んだハーバートだが、膝がローブローになりタイムストップ。再開。クライン距離を詰めてパンチを打ち込む。距離を取るハーバートだが、かまわず詰めていくクライン。ハーバートまた組み止めるとケージに押し込み膝。が、またローブローに。ハーバート1点減点。クライン打撃で出る。ハーバートはこのラウンドを取ることが必要。下がらず打ち返す。四つに組むと投げてテイクダウン。ハーフからもぐろうとするクラインに肘を入れた。ハーフで背中を付けたクライン。ハーバート潰してパウンド。ガードに戻したクラインが下からタックルへ。ハーバート立ったがそのままテイクダウンするクライン。残り1分。しかしハーバート立った。オーバーフックから投げを狙う。こらえるクラインだがハーバートスタンドバックに。後ろから殴る。膝を着いたクラインにパンチを打ち込む。タイムアップ。

3Rはハーバートか。2Rクラインならドローだが…。

29-27ハーバート、28-28×2。1-0マジョリティドロー。

僅差の2Rがクラインに入っていた。ハーバート、勝っていた試合を減点でドローにしてしまった。

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