UFC on ESPN43:第6試合・チディ・エンジョクアニ vs. アルベルト・デュラエフ

ミドル級。

地元テキサスのエンジョクアニ。キック・ムエタイがバックボーンのストライカーで、UFCデビューから2試合連続1RKO勝利。しかし昨年9月の3戦目は、UFC3勝1敗のグレゴリー・ホドリゲス相手にテイクダウンを奪われ、パウンドで打たれ続けて2RKO負け。前回は消耗が早かった。34歳。

ロシアのデュラエフも34歳。UFC1勝1敗。こちらは15勝中9つが一本勝ちのグラップラー。初戦は同じロシアのローマン・コピィロフにテイクダウンからマウントを奪いパウンドで攻めて判定勝ちしたが、前戦はジャンピングソバットKOでおなじみのホアキン・バックリーに打撃で攻め込まれ、2Rにパンチでダウンし、目が腫れ上がり3R終了前ドクターストップ負け。

エンジョクアニ左ミドル。遠い間合い。リーチで劣るデュラエフが詰めていくが、サークリングで詰めさせないエンジョクアニ。また左ミドルを入れたが、キャッチしたデュラエフがテイクダウン。バックに着いた。立とうとするエンジョクアニからハーフバック。背中越しに左腕を固定してパウンドを打ち込む。いやがって背中を向けたエンジョクアニ。エンジョクアニなんとか立ち上がるが、すぐにデュラエフがタックル。四つでクラッチし、足をかけてテイクダウン。エンジョクアニのガード。インサイドからパウンド・肘。足で距離を作ろうとするエンジョクアニだが、離さず打撃を入れるデュラエフ。ホーン。

1Rデュラエフ。

2R。デュラエフバックブロー。距離を取りジャブを突くエンジョクアニ。プレスしてきたデュラエフ。しかしなかなか間合いに入れない。空振りが多い。エンジョクアニも手数が少ない。ワンツーがヒット。ジャブ、前蹴り。右がヒット詰めてもかわされるデュラエフ。エンジョクアニ左ミドル。会場はブーイングが飛ぶ。ホーン。

2Rエンジョクアニ。

3R。いきなりエンジョクアニの左ハイが入りぐらついたデュラエフ。詰めていく。膝を入れたエンジョクアニだが組み付かれた。ケージに押し込みシングルレッグ。こらえるエンジョクアニ。離れた。また距離を取るエンジョクアニ。右をヒット。左ミドル。デュラエフまた近づけない展開。またブーイングが飛び始める。詰めてきたデュラエフにワンツーがヒット。デュラエフパンチで出る。右。時間がない。出るデュラエフだが空振り。エンジョクアニミドル。ハイ。タイムアップ。

29-28エンジョクアニ、29-28デュラエフ、29-28デュラエフ。スプリットでデュラエフ勝利。

有効打の数で見たら、2Rも3Rもデュラエフだったが、インパクトのあるヒットでエンジョクアニに入れたジャッジと手数で見たジャッジで割れたか。

割れたのは2R。

mmadecisions.com

メディアのジャッジはほぼ半々で割れている。

タイトルとURLをコピーしました