PFL2023#02:第1試合・マリーナ・モフナトキナ vs. 東よう子

女子フェザー級リーグ戦。

モフナトキナはスポーツサンボで6度世界王者となると、26歳で打撃の練習を始め、28歳でMMAデビュー。昨年のPFLでは女子ライト級初戦でケイラ・ハリソンに判定負け、2戦目はスプリット判定勝ち。3点のみで予選落ちしたが、今回のフェザー級が本来の階級となる。

JEWELSフェザー級王者の東は4歳から柔道を始め、高校1年で全国制覇。大学卒業後は警視庁に入り、オリンピックを目指していたが果たせず。30歳でMMAに転向。柔道時代にはBellator参戦中の渡辺華奈と一緒に柔道強化選手となっていたことがある。ここまで8勝2敗だが、フェザー級での試合は2試合のみ。また、8勝のうちKINGレイナとの2戦を除くと、5人が0勝、1人が1勝のみの戦績の相手で、キャリアのある相手とは対戦していない。

ともに組み技で実績を残してから、遅いMMAデビューを果たした者同士。モフナトキナ34歳、東37歳。

ジャブを入れた東。モフナトキナもパンチで打ち合う。右を入れたモフナトキナ。四つ組みになるとケージに押し込む。テイクダウン狙い。片膝を着いた東だが、ケージを使って立つ。逆にボディロックの体勢でテイクダウンを狙うが、モフナトキナはまたケージに押し込んだ。引き剥がし離れる東。左ハイから右を入れたモフナトキナ。東が出るところに右がヒット。ワンツー。東もワンツーを返したが、またモフナトキナの右をもらう。モフナトキナ、パンチのフェイントからダブルレッグでテイクダウン。亀になった東にパウンド連打。立ち上がる東だがまた倒されバックを取られる。モフナトキナチョークへ。顎の上で決まる様子はない。体を伸ばして絞めるモフナトキナだがゴング。

1Rモフナトキナ。

2R。パンチで先手を取る東だが、飛び込もうとしたところでモフナトキナがまたタックルでテイクダウン。ハーフにしてパウンド。クルスフィックス。サイドに出て打ち込む。足を振って脱出しようとする東だが、逃げられないまま打たれ続けレフェリー止めた。

モフナトキナ、2RKOで5ポイント獲得。

東完敗。打撃の攻防はそこまで差がなかったが、テイクダウンを奪われてからは自力で脱出することが出来なかった。初のKO負け。決勝進出には、2試合目にはフィニッシュするしかないが、過去のKO勝ちは0勝の相手からのみなので厳しくなった。

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