女子フライ級。
ブラジルのルシンドは昨年8月のUFCデビュー時点では20歳で最年少だった。現在も女子では最年少。なぜか前回のヤスミン・ハウレギとの両者デビュー戦の試合がセミ前だったが、女子バンタム級のランカー対決がプレリムなのに、今回もまたメインカード扱い。20歳でローカル17戦もしており、13勝中8KO・2一本勝ちとフィニッシュ率が高かった。しかしハウレギ戦では、序盤は打撃の勢い・手数で上回ったものの、2Rにパンチを効かされると撃ち合いで劣勢が続き、打撃のヒット率で劣る展開で判定負け。今回はストロー級からフライ級に上げている。
グァム在住のウォーカーはTUF準優勝だが、ヤスミンと同じく昨年8月の試合で敗れていての再起戦。34歳とTUFキャストにしては年齢が高め。TUF決勝は、スタンドで打撃をもらい、四つに組まれてテイクダウンを奪われ、最後はマウントでパウンド・肘の連打をもらい、いいところなくKO負け。柔術黒帯のグラップラーで公式戦7勝では一本勝ちが1回あるのみで6勝は判定勝ち。正直、UFCレベルではきつく見えた。オッズもアンダードッグ。
ルシンドの右がヒット。ウォーカーのハイをブロックしてパンチ4連打を打ち込んだ。ワンツーがヒット。さらにワンツー。ウォーカー攻め手がない。パンチを貰いぐらついた。パンチから組んだウォーカーだが、膝を入れ離れる。左右のパンチがヒットしたルシンドはさらにパンチのラッシュ。残りわずかでまた連打をヒットさせた。ホーン。
1R手数でルシンド。
2R。バックスピンキックをヒットさせたルシンド。詰めてパンチをヒットさせる。バックブローは空振り。しかしまた出ると、ケージに詰めたところで連打をヒットさせる。ウォーカーの蹴りをブロックしてパンチを打ち込む。バックブローを空振りしたルシンドにウォーカー組み付いた。テイクダウン狙い。ケージで耐えるルシンド。押し込んで膝。しかしルシンド投げを狙い離れた。右を入れたルシンド。ジャブ。ワンツー。またワンツー。ウォーカーの前蹴りに組み付いたルシンドがどうタックルからテイクダウン。立ったウォーカーだがまた倒した。マウント。押さえ込んで肘を入れるルシンド。ホーン。
2Rルシンド。テイクダウンの攻防でも上回っている。
3R。サイドキックでスリップダウンさせたルシンド。飛び膝。ワンツー。詰めてパンチの3連打。一方的な展開。4連打。ウォーカージリ貧。ルシンドの蹴りをキャッチしたが引き剥がされる。パンチから組もうとしたが引き剥がされた。左を出したウォーカーにパンチ4連打を返した。ケージに詰めてまたパンチ連打。残り1分。ウォーカー左眉から出血。ウォーカーの蹴りをキャッチして倒したが立たせる。最後にボディロックからテイクダウンしてマウントを取ったところでタイムアップ。
30-27×3の3-0でルシンドがUFC初勝利。