UFC289:第3試合・カイル・ネルソン vs. ブレイク・ビルダー

フェザー級

ネルソンは今回5人登場する地元カナダ勢の一番手。現在も15人の契約選手がいるカナディアンファイターだが、ランカーはゼロ。GSPが王者でその後継者ローリー・マクドナルドがトップランカーだった時代から考えると寂しい。

ネルソンはUFC1勝4敗1分けと、6戦して1勝のみ。代役UFCデビューで勝った相手も、その試合を最後にUFCをリリースされており、レベル的には最下層。前戦はチェ・ドゥホ相手にドローだったが、ドゥホの頭突きによる減点がなければ負けていた。32歳。

ビルダーは昨年8月のコンテンダーシリーズで勝利してUFCと契約。今年2月のオーストラリア大会でUFCデビューすると、スタンドで左右にステップし続け、要所に打撃を当てての判定勝ち。まだキャリア無敗だが、32歳と若くはない。

ビルダーがステップしつつ積極的に打撃を出していく。ネルソンじわじわプレスしていくが、先に打撃を出すのはビルダーという展開。ビルダータックル。ネルソン受け止めるが、ケージまで押し込んだビルダー。ネルソンが脇を差して入れ替えるとダブルアンダーフック。テイクダウンを狙うが倒せず。ビルダー離れた。打撃で出ていくビルダー。どんどんパンチを打ち込む。ネルソン後退。防戦一方に。ネルソンカーフキック。ネルソンがミドルで体制を崩したところにビルダー飛び膝。残り10秒でネルソンのパンチがヒット。距離を取るビルダー。ホーン。

1Rビルダー。

2R。ネルソンが出ると、今度は蹴りを出していく。ケージまで詰めるが、組み付いたビルダーが入れ替えてテイクダウン狙い。ケージでこらえるネルソン。離れた。ジャブをヒットさせるビルダー。また後手に回っているネルソン。ネルソンのカーフキックで体がくの字に曲がったビルダー。しかし単発。ネルソンちょっと詰めてきた。またカーフ。2Rのヒット数は拮抗。またカーフを入れる。ホーン。

2Rは僅差。ややネルソンか。

3R。ビルダーパンチから低いタックルへ。ケージまで押し込んでダブルレッグへ。こらえているネルソン。両脇を差して入れ替えると逆にテイクダウン狙い。今度はビルダーがケージでディフェンス。しかし倒せず。レフェリーブレイク。蹴りを出していくネルソン。hぢ有りボディ。ビルダーの左がヒット。ネルソン下がる。出てパンチを打ち込むビルダー。大振りのパンチを打ち込む。ちょっと押されているネルソン。ミドルを返す。残り45秒で打撃のヒット数はほぼ五分。ビルダーバックスピンキックを放つが空振り。残り10秒でネルソンもパンチを打ち込む。ビルダー打ってこいと挑発するが、そこにカーフキックを入れるネルソン。両者ともに決定的な攻めがないままタイムアップ。

30-27×2、29-28でネルソン勝利。

ネルソン地元で3年9ヶ月ぶりの勝利。勝ちから見放されていたせいか、あと一歩踏み込みが足りなかったが。

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