バンタム級タイトルマッチ。
王者ペティスはUFCではBellatorデビューから2連勝でタイトル挑戦権を得ると、ファン・アーチュレッタに判定勝ちしてタイトルを獲得。一昨年12月の堀口戦では、テイクダウンを奪われ終始劣勢だったところから、ハイキック→バックブローで大逆転KO勝ち。が、昨年4月から始まったバンタム級GPは、膝の靭帯断裂により欠場。1年半のブランク明けとなる。29歳。
パトリシオは現フェザー級王者で元ライト級王者、P4Pランキング1位。2019年にフェザー級王者のままライト級王者チャンドラーに挑戦し、序盤のパンチでKOして2階級同時制覇（防衛することなく2年後に返上）。フェザー級王座は16人参加のフェザー級GPで一回戦～準決勝まで3度防衛したが、21年7月の決勝戦でA.J.マッキーに1Rスタンディングギロチンで一本負け。しかし翌年のダイレクトリマッチでは判定勝ちでタイトルを取り戻した。昨年12月にはRIZINフェザー級王者クレベル・コイケと対戦し、判定勝ちしている。今回、約20年ぶりのバンタム級での試合となる。35歳。
やはり体が若干細いパトリシオ。ペティス牽制のロー。パトリシオもロー。1分経過。まだ両者様子見。ワンツーを入れたペティス。さらに続けて右ボディを放つがかわしたパトリシオ。ペティスの右ハイをブロックしたパトリシオ。左ミドルを入れる。パトリシオタックル。テイクダウン。ガードを取るペティスだが、担ぎパスからバックに回る。立ち上がり離れるペティス。パトリシオも無理せず放しスタンドへ。残り1分。前蹴り・ジャブを入れるペティス。膝から左ハイ。ブロックされスリップしたがすぐ立つ。また右ハイ。ブロックするパトリシオ。ケージに詰めたが、ペティスケージを蹴ってスーパーマンパンチ。ゴング。
1R手数でペティスか？ビッグ・ジョンのジャッジはパトリシオ。
2R。左を入れたペティス。プレスしてきた。サウスポーにしてワンツーを入れるペティス。パトリシオが詰めてきたが、ペティスパンチと肘を放ち下がらせる。パンチをヒットさせたペティス。ペティスバックスピンキック。クリーンヒットはせず。パトリシオまた詰めてきた。しかし手が出ない。ペティスの飛び込みにパンチを合わせた。出たパトリシオ。組み付いたペティスだが、すぐ離れる。左ボディを入れたペティス。パンチの連打。パトリシオ引かないが、手数ではペティス。パトリシオタックル。しかし受け止めて離れるペティス。残りわずかでペティスバックスピンキック。ヒットして効いたパトリシオ。下がる。すぐに詰めたペティスだがゴング。
2Rペティス。パトリシオカットもしている。
3R。プレスしたパトリシオがタックル。しかし脇を差して逆に倒そうとするペティス。離れた。ペティス関節蹴り。ジャブを打ち込むペティスに右を返したパトリシオ。ペティスの右ハイはブロック。ペティスがジャブの連打。さらに右ボディ。圧を掛けるパトリシオだが、ペティス左右にステップして受け流す。残り1分。パトリシオの右にワンツーを返したペティス。さらに右。残り30秒でパトリシオタックル。ダブルレッグから抱えてテイクダウン。ハーフ。下から抱えるペティス。ゴング。
終盤テイクダウンは取ったが、そこまでの攻めでペティスのラウンド。
4R。パトリシオの右をかわして右を放つペティスだが、パトリシオもかわした。ジャブから右を打ち込むペティスにパトリシオも右を合わせようとする。パトリシオシングルレッグ。切ったペティス。パトリシオシングルレッグ。ペティス背中を向けてケージまで移動すると引き剥がし離れる。関節蹴りを見せるペティス。ジャブ。パトリシオタックル。ケージに押し込んだ。膝を入れる。離れたペティス。前蹴りがパトリシオのアゴにヒット。ゴング。
4Rややペティスだが、ペティスもこのラウンドは手数が減ったのでパトリシオの可能性もある。ビッグ・ジョンの判定はパトリシオ。
5R。タックルのフェイントを見せたパトリシオ。ケージ際まで下がったペティスだがサークリング。サウスポーからワンツーを入れた。詰めてきたパトリシオに膝を狙ったペティス。詰めてきたパトリシオにペティスがタックルのフェイントを見せた。詰めたパトリシオにペティスが連打をヒット。ペティス左ハイ。詰めるパトリシオだが、ペティスがパンチを当てて入らせない。ケージまで詰めたパトリシオだが、手が出ない。ペティスが逆にタックル。切ったがそこで右を当てた。パトリシオタックル。組んでケージに詰めたが、すぐに差し替えして離れた。残り30秒。詰めたパトリシオがバックブロー。ブロックしてパンチからハイを返した。パトリシオ最後に掛け蹴り。ペティスもスピンキックを返した。タイムアップ。
49-46、50-45×2の3-0でペティス勝利。
動けてはいたが、フェザー級の強さがなかったパトリシオ。
