フライ級タイトルマッチ。パントーハ2位。
モレノはフィゲイレードとドロー、ダイレクトリマッチでチョークで一本勝ち、さらに3連戦目で僅差判定負け。続けて4戦目が組まれたが、フィゲイレードの負傷によりカイ・カラフランスとの暫定王座決定戦となり、3RKO勝ち。今年1月に組まれたフィゲイレードとの4度目の対戦ではパンチ・テイクダウンで攻め、3R終了時にフィゲイレードの目が塞がり、ドクターストップでの勝利で完全決着。2度目の正王座獲得となった。打撃・組みともに最初のタイトル挑戦の頃から向上している。29歳。
パントーハはUFC9勝3敗。長い手足を使った打撃と寝技で、タイトル挑戦まであと一歩の所まで来ていたが、今回3連勝・2連続一本勝ちでついに挑戦権を掴んだ。ATT所属で、TUFでは扇久保に判定負け、UFC本戦ではマネル・ケイプ、佐々木憂流迦に勝利している。アマンダ・ヌネスの引退・王座返上によりいなくなったUFCブラジル人王者の復活をかけての試合となる。33歳。
両者は2016年に各団体のフライ級王者が集められたTUF24に出場し、出場者ランキング1位として、ランキング1位のパントーハと最下位のモレノがトーナメント一回戦で対戦。初戦は当時22歳のモレノに対し、26歳のパントーハが打撃で確実に上回っており、パンチを効かせて削ってから2Rチョークでフィニッシュ。2年後に行われたUFCでの再戦でも、パントーハが終始打撃で攻める展開で、組んではバックを奪ってパントーハが判定勝ち。しかしそれから5年。モレノは特にパンチが向上しているだけに、同じ展開になるとは思えない。
パンチで出たパントーハだが、モレノ組んでケージに押し込む。入れ変えたパントーハ。離れた。ジャブを入れたモレノ。ジャブ、ワンツー。パントーハ打ち返すと組んで足をかけて倒そうとする。こらえたモレノ。モレノ両脇を差したが、肘を入れて離れる。またジャブを入れる。ワンツー。パントーハの左が入りモレノ尻もちダウン!上になったパントーハ。ハーフから肘。ガードに戻した。パントーハ立ってパスを狙うが、モレノ立った。ワンツーを入れるモレノだがパントーハも左をヒット。残り1分。パンチから首相撲に捕らえて膝を入れるパントーハ。ちょっとふらついているモレノ。パントーハの蹴りをキャッチして倒したが、すぐ立って逆にバックに付いたパントーハ。ケージでこらえるモレノ。離れたパントーハ。ホーン。
1Rパントーハ。
2R。パントーハ左右のパンチからハイ。モレノも打撃で打ち返す。ワンツーがヒット。ジャブ。またジャブがヒット。パントーハのパンチは空振り。モレノワンツー。ジャブがヒットしている。パンチから組んだモレノ。そのまま背中に乗って引き込んだ。バックマウント。足のロックを解除して正対しようとしたパントーハ。モレノ上から押さえ込み逆ハーフの体勢。パントーハ立った。至近距離でパンチの打ち合い。ヒット率はモレノが上。飛び込んで左。パントーハはカーフを返す。残り1分。右ボディから左フックを入れるモレノ。パントーハちょっと手が止まっている。モレノがジャブで出る。残りわずかでパンチからミドルを出したが、キャッチして倒したモレノ。ホーン。
2Rモレノ。
3R開始直後のパントーハの膝がローブロー。再開。すぐに組みに行ったパントーハ。スタンドバック。後方に倒れながら反転しようとしたモレノだが回りきれずパントーハ四の字バックに。しかしモレノ反転。上になった。立ってスタンドに。またジャブで出るモレノ。パントーハの左アッパーがヒット。モレノワンツーからハイ。手数が多い。パンチから左ハイ。ちょっとふらついているパントーハだがタックルに。ケージで耐えて引き剥がしたモレノ。パントーハ今度はパンチからタックルへ。テイクダウン。モレノオモプラッタ。外してパスしたパントーハだが、モレノスクランブルで上に。下から肘を入れるパントーハ。立った。残り30秒。打撃戦でホーン。
3R上になっていた時間はパントーハだが、打撃の手数でモレノ。
4R。パンチの打ち合い。常にコンビネーションを入れるモレノ。ジャブがヒットしている。パントーハもジャブで出る。お互い激しい打撃戦。パントーハタックル。テイクダウン。サイド。マウントを狙ったところで抜けて立ったモレノ。パントーハすぐ組んでスタンドバックからテイクダウン狙い。向き直ろうとするが、そのまま後方に引き込んだパントーハ。サイドに。モレノうつ伏せになりシングルレッグを狙うががぶったパントーハ。バックに回る。モレノ足はロックさせずに立ちスタンドバック。動きが止まった。さすがに両者消耗している。クラッチを切るモレノだがなおもスタンドバックから引き込んだパントーハ。肩固めをセットしたがモレノ反転して上を取る。立ち上がってパウンド。足でディフェンスするパントーハ。立ってスタンド。パンチで攻めるモレノ。肘。ホーン。
4Rパントーハ。
5R。両者慎重。40秒間コンタクトなし。牽制のジャブ。パントーハがコンビネーションを入れた。モレノまたジャブ。モレノ左フックのダブルを入れた。ジャブ。パントーハもジャブを返す。左ボディから左フックを入れたモレノ。ジャブ。先手を取っているモレノ。パントーハがパンチで出ると距離を取る。首相撲に捕らえたパントーハを引き剥がしたが、そこにタックル。テイクダウン。モレノ立とうとするが寝かされた。ケージ際で背中を向けて立つ。パントーハ背中に乗って四の字バック。残り1分。チョークを狙うパントーハだがディフェンスしているモレノ。時間が過ぎていく。タイムアップ。
5R微妙だが…。
49-46モレノ、48-47パントーハ、48-47パントーハ。パントーハが新王者に!