UFC on ESPN49:第1試合・アシュリー・エバンス・スミス vs. アイリーン・ペレス

女子バンタム級

エバンス・スミスは2年半ぶりの復帰戦。脊椎の手術と、USADAの検査でステロイドが検出され、14ヶ月の出場停止(医師が誤って投与したことが証明されたために短縮)明けの初戦となる。ここまでUFC3勝5敗で、最後に勝ったのは2018年4月。バックボーンはレスリング。36歳。

アルゼンチンのペレスは昨年9月のパリ大会でUFCデビュー。欠場選手の代役として試合1週間前の緊急出場で、フェザー級で元RIZINファイターで柔道エリートのステファニー・エッガーに投げられまくり、最後は亀からチョークを取られて一本負け。テイクダウンからのパウンドが武器の28歳。

間合いを詰めたエバンス・スミスにペレスがパンチの連打をヒット。さらにタックルへ。テイクダウン。亀になったエバンス・スミス。バックを狙うペレスだが、エバンス・スミスが向き直りハーフに。ガードに戻したエバンス・スミスだが、ペレスはエバンス・スミスの頭をケージに押し込みながらパウンドを打ち込んでいく。背中越しに腕をホールドするとパウンドラッシュ!打たれまくるエバンス・スミス。若干後頭部にも当たっているが。動かず打たれ続け、このままではストップされかねないというところで立った。が、すぐにペレスが四つからテイクダウン。サイドからマウント。エバンス・スミス亀になりバックマウントで体を伸ばされる。向き直ってまたマウントに。しかしケージを蹴ってなんとか脱出。立ち上がるがペレスがフルスイングのパンチ連打を入れる。そこからシングルレッグ。なんとかこらえてブラウン肘を入れるエバンス・スミス。ようやく離れた。しかしダメージが見えるエバンス・スミス。残りわずかで出たところにペレスがタックルでスタンドバックに回った。ホーン。

1Rペレスが圧倒。

2R開始とともに、ペレスがパンチから胴タックルで簡単にテイクダウン。亀になったエバンス・スミス。立ったがスタンドバック。バックから肘。正対したエバンス・スミス。入れ替えて肘を入れ離れたエバンス・スミスだが、また組まれてボディロックからテイクダウンを奪われた。ペレスはサイドから肘。身動きが取れないエバンス・スミス。逃れる動きもないエバンス・スミス。ペレスもこのラウンドは押さえ込んでじっくり攻めている。亀になったエバンス・スミス。バックマウントに行こうとしたペレスだが、エバンス・スミス立った。しかしなおもスタンドバック。反転した瞬間にダブルレッグで倒す。しかし再び立つと振りほどいたエバンス・スミス。ペレスもちょっと疲れたか。残り30秒で距離を取るペレス。エバンス・スミスが打撃を出すがペレスがタックルで倒したところでホーン。

2Rペレス。

3Rも開始直後にペレスが胴タックルでテイクダウン。すぐ立ったエバンス・スミスだが、またスタンドバック。バックから殴るペレス。正対したエバンス・スミスだがダブルアンダーフック。ペレステイクダウン。ハーフ。身動きが取れない状態でペレスは左膝でエバンス・スミスの右腕を殺しパウンドラッシュ。なんとかケージを蹴って逃れたエバンス・スミスだがなおもハーフ。マウントに。エバンス・スミスケージを蹴って脱出するが、またスタンドバック。またボディロックからテイクダウン。また亀から立つ→スタンドバックの無限ループ。正対するとペレスの強引投げ。こらえたが、また胴タックルで倒された。ハーフ。残り1分。ペレスマウント。もはやフィニッシュを取るかどうかだけが見どころだが、バックマウントから股下を抜けたエバンス・スミスが立った。タイムアップ。

15分間、まったくいいところを出せなかったエバンス・スミス。

30-25×2、30-26の3-0でペレスがUFC初勝利。尻振りダンスを見せるペレス。

ドミネイト・オブ・ザ・イヤー候補。圧倒し続けたペレス。が、ペレスが良かったというより、エバンス・スミスがあまりにも簡単にテイクダウンされすぎた。UFC0勝1敗の相手にこの内容では厳しい。

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