UFC on ESPN49:第7試合・タッカー・ラッツ vs. メルシック・バグダザリアン

フェザー級

ラッツはUFC1勝2敗。UFCデビュー戦では2勝3敗のアギラー相手に接戦の末判定勝ちして勝利したが、その後パット・サバティーニにはテイクダウン→バックキープで負け。前戦のダニエル・ピネダ戦では、1Rにパンチでダウンを奪われ、2Rにギロチンに捕まってのタップアウト負けで連敗。29歳。

アルメニアのバグダザリアンはキック9勝2敗。2018年、K-1久保優太のタイトルに挑戦し判定負けしたのを期にMMAに本格転向。コンテンダーシリーズに勝利しUFCと契約すると、デビュー戦はハイキックでKO勝ち。続く試合も判定勝ちしたが、今年2月の3戦目のジョシュ・クリバオ戦では、1Rは打撃で上回っていたものの、2Rにテイクダウンされると即バックを取られチョークで一本負け。UFCデビュー戦以来の敗戦を喫した。打撃は強いが、グラウンドの対処能力は未だ未知数。31歳。

バグダザリアン左ハイ。ミドルを返すラッツ。ミドルの蹴り合い。三日月気味の前蹴りを入れたバグダザリアンにラッツ組みに行った。ケージに押し込む。ダブルレッグ。尻もちをついたバグダザリアン。リカバリーしようとするが、ラッツレッグマウントで足を固定。が、足を抜いて立ちに行くバグダザリアン。ラッツなおも足を束ねて寝かせようとする。寝かされずにこらえるバグダザリアン。残り1分。立ったバグダザリアンだが、またクラッチし直して倒したラッツ。また立ったバグダザリアン。ボディロックから投げを狙うラッツ。スタンドバックに。ホーン。

テイクダウンからコントロールしたラッツだが、ずっと組んでいるだけでノーダメージ。バグダザリアンの打撃もそこまで差があるほどでもなかった。ジャッジの判断が割れそうなラウンド。

2R。バグダザリアンパンチからミドル。ちょっと立ちレスの攻防で疲れがあるか?口が開き気味。ミドルを返すラッツ。しかし出たところにパンチを貰い効いた。バグダザリアン追っていく。左ボディ。ラッツ立て直してまた出てきた。ジャブ。左ボディ。が、軌道が低くローブローに。レフェリーが割って入るのが遅れて追い打ちのハイも入れてしまう。再開。バグダザリアン左ミドル。左ハイ。さらにワンツー。ラッツのタックルを切る。前蹴り。ジャブ。ラッツのタックルは切った。カーフ。ジャブ。残り1分。ラッツまたタックル。ケージまで押し込みテイクダウン。尻もちを着かせたが、固めるので精一杯。ホーン。

2Rバグダザリアン。

3R。ミドルを入れるバグダザリアン。ラッツも打撃を返す。しかし鋭さが違う。バグダザリアンボディからワンツー。ラッツもらったが組んだ。ケージに押し込む。両足を束ねた。片膝を着いたバグダザリアン。片足をフックしたラッツ。が、足のフックを外して立ったバグダザリアン。ケージに押し込み、至近距離から膝。入れ変えたバグダザリアン。残り1分。引き剥がしたバグダザリアン。詰める。バックスピンキックから左を打ち込む。ラッツ弱々しく後退。バグダザリアンが打撃を打ち込みタイムアップ。

三者29-28でバグダザリアン。

おそらく1Rがラッツのラウンドか。3Rラッツがコントロールできればわからなかったが、終盤失速し、バグダザリアンの攻めに明らかに劣勢だったのが印象悪かった。

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