PFL2023#9:メインカード第3試合・カーロス・レアル vs. サディボウ・シ

ウェルター級トーナメント準決勝。レアルが1ポンドオーバーしたため、減点1からのスタート。昨年のトーナメント準決勝と同じ組み合わせ。

レアルは初戦1RKO勝ち、2戦目は昨年の準優勝・ディラノ・テイラーを2RKOで下したが、マゴメドケリモフが連続1RKOしたため2位通過に。29歳で19勝4敗。19勝のうち8KO・2一本勝ち。

昨年の100万ドルファイター・サディボウ・シは初戦2RKO勝ち、2戦目は3RにバックスピンキックでKOして、連続フィニッシュで9点獲得して3位通過。15勝6敗2分けで8KO・一本勝ちはなし。スウェーデン出身でセネガルをルーツに持つ36歳。

昨年の対戦はサディボウ・シが判定勝ちしている。

すぐにパチで出ていくレアル。距離を取るサディボウ・シだが、出てくるレアルに放った蹴りがローブローになりタイムストップ。再開。また詰めるレアル。サディボウ・シがケージを背負ったところでタックル。受け止めたサディボウ・シがケージに押し込もうとするが、今度はレアルが出した膝がローブローになりタイムストップ。下腹部を押さえて苦しげなサディボウ・シだが再開。詰めてくるレアル。左を打ち込む。シングルレッグに。そのままバックについて組み付こうとしたが引き剥がしたサディボウ・シ。サディボウ・シのパンチが入りぐらついたレアル。それでも詰めていくが、ジャブをもらう。また組み付いたレアル。サディボウ・シが受け止めてケージに押し込む。投げを狙ったレアル。倒れ込みながら上を取ろうとしたが、潰され下に。脇を差し立ち上がるレアル。四つで膝の打ち合い。離れた。残り1分。また組むレアル。四つ。離れた。パンチで出てタックルに入るレアル。ケージでこらえるサディボウ・シ。押し込みながら肩パンチ。ゴング。

1R打撃の手数でサディボウ・シ。

2R。プレスしたレアルがシングルレッグに。片足でこらえるサディボウ・シ。レアルテイクダウン。サイド。押さえ込んで脇腹に膝を入れる。サディボウ・シ、下で動けない。固められたまま耐えるのみ。ハーフにしたレアルがパウンドを入れていく。マウントを狙った瞬間に入れ替えて上になるサディボウ・シ。レアルケージを使い立つ。残り1分。残り10秒で離れた。ゴング。

2Rレアル。しかし減点があるため、ここまで18-19。3Rを取ってドローになっても勝ち上がりはサディボウ・シのため、フィニッシュか、フィニッシュに近い攻勢で10-8を取るしかない。つまりはフィニッシュを狙いに行く必要がある。

3R。レアルいきなりタックル。テイクダウン狙い。ケージでこらえるサディボウ・シ。倒せず離れた。詰めてくるレアルに膝を合わせるサディボウ・シ。レアル組んでまたケージに押し込む。押し込みで両者攻めがなくブレイク。すぐに詰めるレアルにパンチ・前蹴りを入れるサディボウ・シだが、ケージまで追い込まれると自らクリンチ。四つになるとテイクダウンできず離れたレアル。サディボウ・シのバックスピンキックが頭部をかすめる。レアル組み付いてまた押し込み。ただ押し込むだけ。残り5秒で離れたが出ていかない。タイムアップでガッツポーズを見せる両者。

28-29レアル、29-28シ、29-28シ。スプリットでサディボウ・シの勝利。

減点は試合本来のジャッジには加算されないのか、発表された採点では減点なし。いずれにしてもサディボウ・シが2年連続の決勝進出。

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