UFC293:オッズ/予想と展望

イズラエル・アデサニヤ 1.15
ショーン・ストリックランド 5.70
タイ・トゥイバサ 3.00
アレクサンドル・ボルコフ 1.41
マネル・ケイプ 1.25
フェリペ・ドス・サントス 4.10
ジャスティン・タファ 1.46
オーステン・レーン 2.80
タイソン・ペドロ 1.91
アントン・トゥルカリ 1.91
カーロス・アルバーグ 1.37
チョン・ダウン 3.20
ジャック・ジェンキンス 1.49
チェペ・マリスカ2.70
ジェイミー・ムラーキー 1.38
ジョン・マクデッシ 3.15
ナスラット・ハクパラスト 1.21
ランドン・キニョネス 4.70
マイク・ダイヤモンド 3.50
チャーリー・ラドキ 1.32
シェーン・ヤング 1.62
ガブリエル・ミラン2.36
ケビン・ジュセ 1.65
キーファー・クロスビー 2.30

メインはミドル級タイトルマッチ。王者アデサニヤはミドル級で5度の防衛に成功。不動のランキング1位だったウィテカーとのリマッチにも勝利し、ライバルが不在となったところで、キック時代に2度アデサニヤに勝利しているアレックス・ペレイラ飛び級でランキング上位に入り、アデサニヤのタイトルに挑戦すると5R逆転KO勝ち。ミドル級に新しい流れが生まれたかに見えたが、今年4月のダイレクトリマッチでアデサニヤがKO勝ちでタイトルを奪還すると、ペレイラはライトヘビー級に転向。アデサニヤは再びライバル不在になったかに見えた。

アレックス・ペレイラの王座挑戦に一役勝ったのは、王座挑戦前にノーランカーだったペレイラと対戦した当時ランキング4位のショーン・ストリックランド。試合はほぼ打撃のみの展開でペレイラが1RKO勝ち。ストリックランドはその言動でカルト的な人気を博しつつあったが、年末にはジャレッド・キャノニア相手に塩試合で判定負けして連敗。タイトルからは大きく後退した。

ストリックランドはその後、今年の最初のイベントに緊急の代役出場しメインを努め、ナッソーディン・イマボフに判定勝ちで連敗をストップ。それからは他のランカーに試合のオファーを断られ続け、今年の6月にようやく試合が決まったものの、相手はノーランカーのアブス・マゴメドフ。何のメリットもない試合だったが、2RKO勝ちし、試合後にはタイトル戦を要求した。しかし、結局はノーランカー相手の勝利であり、タイトル挑戦の機運の高まりは、3度目の対戦を目指していたウィテカーを上回るものではなかった。

が、ウィテカーは7月にドリカス・ドュ・プレシに2RでKO負け。試合後にはアデサニヤがケージインして挑発するなど、デュ・プレシの挑戦は確実かと思われたが、デュ・プレシが怪我で試合ができなくなり、タイトル挑戦はストリックランドに。ストリックランドが無理目でもアピールをしていたのが実った形になった。

オッズはアデサニヤのUFC参戦以来、最大のフェイバリット。グラップリングの実力も向上しているアデサニヤは、一度は一本勝ちしたいが、今回がチャンスかもしれないとコメントしている。さすがに組みではストリックランドが上とは思うが。

アデサニヤKO勝ち。

セミ前には元RIZINバンタム級王者マネル・ケイプが4連勝を賭けて登場。当初は地元でトップランカーのカイ・カラフランスと対戦予定だったが、カラフランスが負傷欠場。ここ2年で5度目の試合消滅となり、最初の1回は自身の薬物検査の結果によるものだったが、その後4回はいずれも対戦相手の負傷や体調不良による消滅。しかし今回は試合まで準備期間があったことで、代役との試合が組まれた。

代役は本来先月のコンテンダーシリーズに出場予定だったフェリペ・ドス・サントスで、UFCデビュー戦。コンテンダーシリーズで対戦予定だったエドガー・チャイレスは、7月のUFC290で急遽試合が組まれた平良達郎の対戦相手に選ばれUFCデビューしている。その後別の選手と対戦予定だったが、その相手が体重オーバーで試合が消滅していた。いきなりナンバーシリーズのセミでのUFCデビューとなる。打撃でどんどん攻めてくるスーパーアグレッシブファイターで、7勝0敗1NCの22歳。しかし打撃も寝技もキャリア不足からか粗さが目立つ。ケイプにとっては勝って当然の相手だけに、きっちり仕留めたい。

第1試合開始は10日7時半から。速報します。

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