UFC on ESPN+85:ポストファイトボーナス/総評

・ファイト・オブ・ザ・ナイト:該当なし

・パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:サウル・ロザスJr.、ダニエル・ゼルフーバー、ルピータ・ゴディネス、ローマン・コプィロフ、チャーリー・キャンベル

てっきりメインはファイト・オブ・ザ・ナイトになるかと思ったが該当なしで、フィニッシュ勝利した5人全員が(いつもより1人多い)ボーナス獲得。

メインは最後のジャッジのドロー、もっと言えば5Rの10-8だけで試合の価値を大きく損ねた。48-47グラッソも48-47シェフチェンコも、どちらであっても納得はできたが、よりによって4Rシェフチェンコに入れて2ポイント差がついているところに5R10-8とは。

試合自体は女子フライ級史上最高のベストバウトだった。前回は一瞬の逆転勝ちだったグラッソだったが、今回はほぼ互角に渡り合っていた。今まで孤高の絶対王者だったシェフチェンコだが、他の選手が追いついてきたということかもしれない。

いい勝負で決着が納得できないドローなら、通常はダイレクトリマッチが組まれるところだが、さすがに3連続は避けてほしい。2位ブランチフィールドや3位フィオロもこれ以上待たせてはおけないし、次のタイトルマッチはグラッソ vs. ブランチフィールドで、シェフチェンコ vs. フィオロを挑戦者決定戦で組んで欲しい。

プレリムで物議をかもしたのはダニエル・ラセルダのフェイク失神からのノーコンテスト。さすがにレフェリーのストップ→抗議でノーコンテストまでを最初から狙って故意にやったものではないだろう(普通に考えたら認められない可能性が高い)が、あの状況で腕の力が抜けたら、レフェリーは止めても責められない。ビデオでリプレイまで見ておいて、あの裁定になったのは残念。ただ、絞めはちょっとストップが遅れたくらいで即重大な影響が残るものではないので、絞めの場合は腕を掴んで落ちたかどうかを確認してから止めるワンクッションがあってもいいかもしれない。

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