コナー・マクレガーがようやくUSADAのテスティングプールに復帰/一方でUSADAは年内にUFCとの契約終了を発表/USADA CEOがUFCを猛批判

コナー・マクレガーがようやくUSADAのテスティングプールに復帰/一方でUSADAは年内にUFCとの契約終了を発表/USADA CEOがUFCを猛批判 MMA
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 USADAがコナー・マクレガーのテスティングプール入りを再開したことを発表。10月8日から再開したので復帰戦は早くても半年後の4月8日以降となります。マクレガーはマイケル・チャンドラーと『TUF 31(The Ultimate Fighter 31)』でコーチ対決をしており、決勝戦は8月19日の『UFC 292: Sterling vs. O'Malley』内で行われました。これによりコナー・マクレガー vs. マイケル・チャンドラーは既定路線となり、通常コーチ同士の対戦は決勝戦の行われる大会か、その直後の大会で行われますが、マクレガーは『TUF 31』の収録が始まってもUSADAのテスティングプール入りを再開しなかったことからチャンドラー戦がいつまで経っても組まれずにいました。


 その一方でUSADAのトラビス・タイガートCEOはUFCとのアンチドーピング・パートナーシップを2024年1月1日に終了することを発表。タイガートCEOは以下の声明を発表しています。

「我々はUFCに対して、マクレガーが2回の検査で陰性を示し、少なくとも6か月間プールに留まるまでは、UFCが試合をする例外を認めるべきではないと断言してきました。ルールでは、USADAはプール入場時の申告と検査結果に基づいて、出場前に検査プールに長く留まらせることもできます」

「残念ながら、2024年1月1日以降、USADAはUFCアンチドーピング・プログラムに関与しなくなるため、UFCが最終的に6か月以上の期間を遵守するかどうかは現時点では分かりません。 2023年5月の契約更新について前向きで生産的な会談が行われたにもかかわらず、UFCは方針を転換し、10月9日月曜日にUSADAに別の方向に進むことを通知しました」

「UFCの選手たちは独立した契約者であり、クリーンで安全、公正なオクタゴンへの権利を守るために、我々の独立したゴールドスタンダードの世界的プログラムに依存しています。UFCの動きは、USADAのリーダーシップの下でこのスポーツ界で成し遂げられてきた大きな進歩を危うくするものです」

「マクレガーは少なくとも6ヶ月間テスティングプールに参加しないと試合をすることは許されないというUSADAの原則的な立場に疑問を呈するUFC幹部らの声明を考慮すると、USADAとUFCの関係は維持できなくなりました。あるUFCコメンテーターもこれに同調し、USADAはマクレガーに関する6ヶ月ルールを堅持しており、承認された医学的根拠のない実験的なパフォーマンス向上薬(未承認のペプチドやテストステロン等)の使用を許可していないため、USADAはUFCプログラムを監督すべきではないと最近宣言しました」

「公正で平等な競技の場に加えて、ファイターの長期的な健康と安全は、クリーンなアスリートを犠牲にしての短期的な利益よりもUSADAにとって重要です。USADAは、UFCを浄化するために過去8年間に行ってきた仕事を誇りに思っており、2023年12月31日に終了する現在の契約の残り期間を通じて、UFCアスリートに比類なきサービスを提供し続けます。我々は常に、あらゆるスポーツにおいてクリーンなアスリートの権利と声を守り続けます」


 UFCはこの件についての声明をまだ発表していません。コナー・マクレガーに「6ヶ月ルール」が適用されるのかは不明。今後の検査体制についても不明。UFCブロードキャスターのブレンダン・フィッツジェラルドは「USADAのお墨付きのための費用を払わないだけで、第三者機関による独立した検査は行われる」とコメントしています。続きを読む・・・
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