DEEP116:セミファイナル・北岡悟 vs. 泉武志

ライト級5分3R。

4年間勝ち星がなかった北岡だが、今年に入ってから3連勝。前戦は大原のタイトルに挑戦し判定まで持ち込んだ大木相手に、意地のテイクダウン狙いでスプリット判定勝ち。念願とする大晦日RIZIN出場に向け、最後のハードルとなる試合。43歳。

泉は高校2年から始めたレスリングで、大学時代にグレコでインカレ優勝、国体準優勝の実績を残す。一度就職しレスリングからは引退したが、オリンピックを目指し復帰。アジア大会優勝・世界選手権出場の実績を残すとMMA転向。いきなりRIZINに出場するも、柔術家のグラント・ボグダノフにKO負け。以降はDEEPに主戦場を移し、初戦は判定負けしたが、次第にMMAへの適応を果たし4連勝中。前戦は北岡と引き分けたこともあるZST王者小金から判定勝ちしている。34歳。

北岡パンチ連打でケージまで下がらせるとタックルへ。入れ替えた泉。パンチを入れる。動きなくブレイク。和泉ワンツー。バックブローを見せた北岡だが泉の右ストレートがヒット。北岡左ミドルからインロー。プレスする泉。北岡ケージを背負った。泉が右をヒット。北岡組んで右を小手に巻く。泉は四つで倒しに行かず、押し込みながら細かい打撃・肩パンチを入れる。離れた。またプレスしてきた泉。スーパーマンパンチ。組んだ北岡だが、四つになると泉は組ませないようにしている。残り1分。足を踏む泉だが、ブレイク待ち。ブレイク。北岡ローから敗。泉右フックから両脇を差した。ケージに押し込む。ゴング。

1R泉。

2R。北岡前に出て右をヒットさせると組んでケージに押し込む。レベルチェンジ。ダブルレッグへ。足首を掴んで尻餅をつかせるが、泉はその腕にアームロックを狙う。放して立とうとするが立たせない北岡。肘を打ち込む泉。バックに回った北岡だが泉も立ってスタンドバック。正対した泉。四つでホールドする北岡。またレベルチェンジしてタックルに入ったが、泉脇を差して潜らせない。逆に足をかけてテイクダウン。ハーフ。ケージを蹴ってガードに戻す北岡。立とうとしたところでボディロックしてまた寝かせる泉。北岡上半身を起こそうとするが、泉レッグドラッグハーフからパンチを入れる。背中を向けて片膝立ちの北岡を後からホールドする泉。後方に倒れてバックマウント狙いから上を取ろうとしたが、北岡がハーフから潜って上を取り返そうとする。尻もちの体勢で体をホールドする泉。ゴング。

2Rも泉か。

3R。北岡四つで組むが、泉がケージに押し込む。レフェリーすぐブレイク。泉のワンツーがヒット。北岡フックを振って出る。出たところで脇を差した泉がケージに押し込むが、またスタンドキープしたまま押し込む。北岡ヘッドロックしてケージを駆け上がると反転してギロチンに抱えるが、泉のケージ掴み・北岡は足の指でケージを掴んで登ったことで、ブレイクして両者に注意が入る。また組んだ北岡だが、泉がケージに押し込むとすぐブレイクがかかる。残り2分。ワンツーで出た北岡。また組むが、両脇を差している泉。入れ替えるが肘を入れた北岡。離れた泉。ハイを放った北岡だがスリップ。北岡左フック。ミドル。泉は手を出さない。フェイントのみ。ロー。泉パンチから両脇を差してケージに押し込む。タイムアップ。

両者手を上げた。

29-28北岡、30-27泉、30-27泉。スプリットで泉勝利。

固い試合運びだった泉。やや攻めが足りなかったため、判定割れたか。

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