UFC295:第6試合・マテウシュ・レベツキ vs. ルーズベルト・ロバーツ

ライト級だったが、直前出場のロバーツが体重を落とせずに2ポンドオーバーしキャッチウェイトに。

ポーランドのレベツキはライト級最小の170cmだが、その分がっしりした体型。今年UFCデビューし、重いが燃費悪目の打撃でここまで2連勝。前回はローを効かせてからパンチを打ち込んでのKO勝ちだったが、蹴ったレベツキも足を痛めていた。31歳。

本来はタジキスタンの新星ヌルーロ・アリエフと対戦予定だったが、今月に入りアリエフが負傷欠場。急遽、今年のTUFに出場したロバーツがUFC再デビュー。

ロバーツはプロスペクト vs. ベテランがテーマのTUFで、ベテラン側として出場。UFCでは4勝3敗1ノーコンテストだったが、最後の3戦はいずれもフィニッシュされ(ケビン・クルーム戦ではギロチンで秒殺されたが、試合後マリファナ検出によりノーコンテストに)、一昨年にリリース。その後ローカルで2連勝し、今年のTUFに出場。TUFでは準決勝で同じチームベテランのオースチン・ハバードにスプリット判定負け。ハバードも決勝でカート・ホロボウに敗れている。

リストラされた選手のスクランブル出場ではあるが、UFCで勝ち越しているロバーツに対し、オッズではレベツキが今大会一番のフェイバリット。それだけレベツキの評価が高いのか。

すぐに詰めていくレベツキ。プレスされケージを背負ったロバーツ。そこにタックル。テイクダウン。クローズドガードのロバーツにインサイドから肘を入れていく。パウンド。スイープを狙ったロバーツだがパスされる。ロバーツスクランブルから立ち上がったが、背中を向けたところでバックを取られ、倒されてバックマウントに。仰向けの体勢でバックから殴っていくレベツキ。ロバーツ反転したがレベツキガードから腕十字!タップ?レフェリー止めた。

納得している様子のロバーツ。タップの様子は見えなかったが、口頭のギブアップか。

事前のオッズに応えて完勝のレベツキ。

幸運なUFC復帰を果たしたロバーツだが、緊急出場ということもあり、力を出しきれず完敗。

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