ライト級。
オグデンはUFC1勝2敗。珍しく、キャリアでKO勝ちもKO負けもなく、16勝のうち11で一本勝ち、一方で6敗のうち一本負けも3回。4月の試合はモッタの代役で出場し、3R開始時点で判定負けが濃厚だったが、倒しに行くことができないまま判定負け。ジェームス・クラウスのGLORY MMAに所属していたが、クラウスがスポーツベットで不正を働き、UFCから追放されたことで、自らのジム「マラソンMMA」を始めてヘッドコーチを務めている。34歳。
モッタもUFC1勝2敗。UFCデビュー戦は鉄人ジム・ミラーに2RKO負け。2戦目はキャメロン・ヴァンキャンプに1RTKO勝ち。13勝のうち9のKO勝ちがある。しかし前戦はマヌエル・トーレスに1Rでダウンを喫してKO負け。30歳。
両者見合い。牽制の打撃のみ。モッタがパンチで飛びこんだがかわしたオグデン。オグデンタックルに。ケージに押し込んでボディロック。差し返して防いだモッタ。離れる。またタックルに入るが切ったモッタ。オグデンのジャブが顔面にヒット。またタックルに入るオグデンだが切られる。モッタ待ちの態勢で後手に回っている。ジャブを単発で入れるオグデン。タックルのフェイントに反応するモッタ。残り1分。オグデンのジャブにモッタもパンチを合わせようとするが空振り。ようやく前に出てきたモッタがパンチを打ち込んだところでオグデンかいくぐってタックル。テイクダウン。ハーフ。下からホールドするモッタにパンチを入れるオグデン。ホーン。
1Rオグデン。
2R。またジャブを入れるオグデン。モッタはカウンターを合わせようとするが空振り。自分からパンチで出るもかわされる。また右で飛び込もうとしたタイミングにタックルを合わせたオグデン。モッタ切ったが、離れ際にパンチを入れるオグデン。モッタパンチで出るも、出たところにタックルを合わせられる。切っているが打撃がヒットしていない。詰めて連打を入れるモッタ。オグデンのタックルはやや逃げ気味で切られた。単発の右にタックルをあわせられていたモッタだが、連打を出すように鳴ってようやくペースを変えたか。組み付かれたモッタだが引きはがすとパンチ連打で出る。タックルを止められたオグデン、膝を入れて離れた。残り1分。またタックルを切ったモッタだが、離れ際にパンチ連打を入れたオグデン。さらにシングルレッグでテイクダウン。押さえ込まれる前に立つモッタにオグデン膝を入れ離れた。ホーン。
2Rもオグデン。
3R。オグデンシングルレッグ。ケージに押し込み倒しに行く。ダブルレッグに切り替えてテイクダウン。足をまたいでレッグマウント。ケージを使って立とうとするモッタだが寝かされてマウントに。体の向きを変えてケージを蹴られないようにしたオグデン。モッタの左脇を差し上げて肩固めを狙っていく。入った。サイドに出て絞める。落ちてないように見えたがレフェリーのマイク・ベルトランが止めた。
案の定、すぐに起き上がって落ちてないと抗議するモッタ。レフェリーはディフェンスしているモッタの右腕をつかんで反応を確かめたていたが、力は入っているように見えるし誤審では。しかしもしこれがノーコンテストになったらオグデン気の毒すぎる。
誤審を認めてノーコンテスト。これはひどい。止めなくても、残り時間であそこからの逆転はほぼなかっただけに、オグデンはレフェリーに勝ちを盗まれてしまった。
リプレイを見ても、レフェリーがモッタの腕を掴んだ時に、モッタの腕に力が入っているのがわかるしなぜ止めたのか。必死にディフェンスしているところでリアクションしろというのも無理な話。