UFC on ESPN+91:第3試合・ルアナ・サントス vs. ステファニー・エッガー

女子バンタム級だったが、サントスが3ポンドオーバーしキャッチウェイトに。

サントスは8月のUFCデビュー戦はフライ級で、今回階級を上げたが体重オーバー。UFCデビュー戦はTUFウィナーのジュリアナ・ミラー相手に女子離れした豪快で荒く大味な打撃戦で打ち勝って1RKO勝ち。しかしTUFウィナーとはいえ、ミラーはその試合でUFC本戦未勝利の2連敗でリリースされているので、あまり評価できない。柔道バックボーンでブラジル王者にもなっている。23歳。

エッガーはRIZIN参戦経験があり、KINGレイナに63kg契約でテイクダウン→ポジションを奪っての判定勝ち。KINGはこの試合以降、RIZINに出場できていない。こちらも柔道バックボーンで、女子あるあるの柔道に頼ったファイトスタイルで、投げ→袈裟固めを狙いがち。一方では、打撃のレベルは高くない。すでに通用しなくなりつつあるロンダ・ラウジースタイル(その上、柔道のレベルもロンダほどではない)。ここまでUFC3勝3敗。35歳。

右オーバーハンドを入れたサントス。エッガーワンツー。サントスの大振りのワンツーがヒット。両者大振りの打撃戦。組んでいったエッガーだが、脇を差したサントスが投げを狙う。こらえたエッガーだがケージに押し込むサントス。押し込みながら膝。離れようとしたが、エッガーかんぬきで組み付いたまま放さない。ただそこから何かできるわけでもない。細かい膝を入れるのみ。サントスがボディロックから投げを狙うがこらえた絵がg-。細かい打撃の打ち合いのままホーン。

1Rは僅差だが、打撃に差がないと見て押し込みのコントロールでサントスか。

2R。エッガーパンチで出るが、右をかわされバランスを崩した。しかしまたパンチで出てそのまま組み付く。脇を差しているのはサントスだがエッガー押し込み。内股を狙うが倒せず離れた。サントスが打撃を出していく。エッガーもパンチの手数を増やしてきた。組んだところに投げを狙うサントスだが倒せず。両者柔道ベースで安易に投げを狙うが、相手も柔道ベースのため雑には投げられない。しかしサントスが四つからの投げでテイクダウン。サイド。バックを狙ったところで立ったエッガーからスタンドバック。正対したエッガー。サントスダブルアンダーフック。が、倒せず離れた。大振りのパンチを出すサントスだが、疲れからか身体が流れている。エッガーの大振りのパンチも空振り。サントスのジャブがヒット。エッガーのワンツーがヒットするが、クリンチしたサントス。ケージに押し込んだ。肘を入れたエッガー。ホーン。

2Rも打撃の手数でサントス。

3R。エッガープレスしてきた。組んだサントス。強引に首投げ。テイクダウンして袈裟。バックを取りかけるエッガーだが、サントス小手を巻いて防ぐと立った。正対。サントスまた押し込む。しかし動きなくブレイク。出てくるエッガーにジャブを入れる。エッガーの方がスタミナに余裕があり手数を出す。ステップして距離を取るサントス。出てきたエッガーに組み付いてケージに押し込む。足踏み。またブレイク。すぐ出るエッガーだがすぐ組まれた。エッガー首相撲から膝。投げをこらえるとスタンドバックに。前に崩して片膝を着かせたが時間がない。タイムアップ。

30-27、29-28×2の3-0でサントス勝利。

mmadecisions.com

メディアのジャッジは半々で割れている。

29-28をつけたジャッジも、2Rエッガーと3Rエッガーで割れている。僅差だったのでありえる範囲か。

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