フライ級。
平良のUFC5戦目。今年は2月にUFCデビュー戦となるヘスス・アギラー相手にギロチンで引き込まれたが、冷静に外してマウント→マウント三角→下になっての三角十字でUFC参戦以来最高の完勝。2戦目は6月に組まれていたが相手の体重オーバーで消滅。翌月にスライドすると、コンテンダーシリーズ出場予定でUFC本戦に抜擢されたエドガー・チャイレスとの勝ちが義務付けられた試合が組まれた。しかし気負いすぎたのか、1Rにフラッシュ気味にダウンを喫し、3Rには終盤ギロチンに捕まり、マウントを取られて絞められたのが響いてUFCで初めてラウンドを落としての勝利。10月に初のランカー対決が組まれていたが相手の都合により流れると、年内に試合をすることを優先して、今回もノーランカーのカルロス・ヘルナンデスと対戦となる。23歳。
ヘルナンデスはコンテンダーシリーズとUFCデビュー戦がいずれもスプリット判定勝ち。キックボクシングベースだが、キャリアでKO勝ちはなく、パンチのヒット数で判定勝ちするスタイル。元RIZINファイターのアラン・ナシメントには1Rにタックルからバックを取られると、逃げられないままチョークに捕まって一本負けしている。30歳。
中国大会からアメリカ・ラスベガスに変更となったが、平良にとっては5戦中4度目となる勝手知ったるAPEX。一方のヘルナンデスも、コンテンダーシリーズからここまで5戦連続でAPEXでの試合となる。
距離を取り様子を見ている平良。平良前蹴りでスリップして下に。しかしすぐにハーフからスイープして上に。スクランブルで立とうとしたヘルナンデス。ボディロックから倒そうとする平良だが、ヘルナンデスがこらえて立ってケージに押し込んだ。ヘルナンデスボディロック。投げを狙ったが平良こらえて潰し上になりサイド。万全の体勢。ハーフに戻したヘルナンデスだが、平良は上半身を固めて肘を入れる。足を抜いてマウント!残り2分。パウンドを入れると半身になったヘルナンデスからバックマウント。パウンド。バックに回りチョークを狙うがまた正対。平良またパウンドからうつ伏せになったヘルナンデスにチョークを狙う。が、ヘルナンデス防ぐとまた正対し破風にパウンドを入れた平良。ホーン。
1R平良。
2R。ヘルナンデスがプレスしつつパンチを出すが、まだ間合いが遠い。平良の右がヒットし効いた!さらにパンチを打ち込みヘルナンデスダウン!平良パウンド連打!片足にしがみつくヘルナンデスにパウンド連打!亀のまま動かないヘルナンデスを見てレフェリー止めた!
平良UFC初KO勝利で5連勝!
次はランカーと、モカエフとやりたい。怪我がないので2月か3月に試合を組んでほしいとマイク。ムハンマド・モカエフは3月2日のサウジアラビア大会でアレックス・ペレスと対戦予定なので、両者の対戦があるとしたらその次か。