UFC296:第1試合・マルティン・ブダイ vs. シャミル・ガジエフ

ヘビー級。

スロバキアのブダイはUFC4連勝中。一瞬ランキングに入ったこともあった。ただし、ここまでの相手の対戦時点でのUFC戦績は1勝1敗・0勝0敗・5勝7敗・2勝3敗と、その後の戦績を見ても誰も勝ち越していない。層が薄いヘビー級でラインキングに入れないのは相手が弱すぎるせいか。19歳の時には170kgもあり、ダイエット目的でMMAを始めた。32歳。

ロシア・ダゲスタン出身で現在はバーレーン国籍のガジエフ。もともとはバレーボールでダゲスタンの代表チームに入っていたが、ヌルマゴの父に誘われてMMAを始めた。現在はバーレーン王国が出資するKHK MMAでトレーニングしている。同じく王国運営のIMMAFを経てBrave CFでキャリアを積み、今年9月にコンテンダーシリーズに出場。開始直後の右でダウンを奪うと、パウンドに行ったところで逆にバックを取られてピンチに陥ったが、上を取り返すとパス→マウント→バックマウント→パウンド→チョークで圧勝し、UFCとの契約を決めた。プロ戦績11戦全勝。33歳。

オッズはUFC4連勝中のブダイがフェイバリットだが、そこまで大きな差ではない。

ガジエフがパンチで出る。右がヒット。ブダイプレッシャーに押されて後退。パンチで攻め込むガジエフ。ケージ際まで下がったブダイ。ワンツーからヒザを入れたガジエフだが、膝をキャ地して組み付いたブダイ。が、ガジエフ入れ換えて引きはがすとまたパンチで出る。ワンツー。鋭い。ブダイ手が出せない。またケージを背負ったところで膝を入れるガジエフ。ケージを背にガードを固めるブダイ。ブダイのカットがありドクターチェック。再開。再介護にダブルレッグに行ったブダイ。しかし受け止めて潰して上を取ったガジエフ。グラウンドに付き合っていくガジエフ。ハーフに。押さえ込みながら強いパウンドを入れる。残り1分。パウンドを打ち込むとブダイ背中を向けるが、片膝を着いて立とうとする。バックから殴るガジエフ。なんとか立ったブダイ。バックから膝。最後に正対したブダイに左を打ち込んだところでホーン。

1Rガジエフ。ランキング目前のブダイを序盤から圧倒している。

2R。すぐにパンチで出るガジエフ。スピーディ。すぐにゲージを背負ったブダイ。右肘を入れたガジエフ。頭部を両腕でブロックするブダイにボディを打ち込む。サンドバック状態。反撃がないのを見てレフェリーストップ!

UFC4連勝のブダイをデビュー戦のガジエフが圧倒。これは強い。

ガジエフは序盤で心が折られたのか、下がり続けてガードを固めるだけになってしまった。

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