バンタム級。シモン13位。
ランキング2位で現在9連勝中のドバリシビリを最後に下したシモン(試合終盤にかけたギロチンで、タイムアップ後に落ちていたとみなされ一本勝ちとなった微妙な裁定だったが)。5連勝で前回初メインとなったが、ソン・ヤドン相手にテイクダウンを奪っても立たれて打撃をもらう展開で、徐々にダメージが蓄積して5RKO負け。レスリング・柔術がバックボーンで、テイクダウン数はドバリシビリに続くバンタム級史上2位。大晦日に元谷に判定勝ちしたヴィンス・モラレスのいとこ。ATTポーランド所属。UFC8勝3敗の31歳。
前回で5連勝が止まったシモンに対し、バティスタは現在5連勝中で、ランカーとの対戦権を得た。シモンと同じくレスリング・柔術がバックボーン。バンタムでは長身の部類に入る175cmで、長い手足を活かしたグラップリングが武器。13勝中、一本勝ちが6つある。前戦では元王者のコーディ・ガーブラント戦が組まれていたが、直前で対戦相手が変更となり、2週連続での試合となるグラップラーのダモン・ブラックシア相手に僅差での判定勝ち。UFC7勝2敗の30歳。
リーチに勝るバティスタが蹴りを出していく。シモンはステップしながら飛び込む隙を伺う。パンチを出して間合いに入らせないバティスタ。バティスタ飛び込んでワンツー。飛び膝。不発。シモン詰めてきた。バティスタサークリング。バティスタが出たタイミングでタックルに入るシモン。テイクダウン成功。うつ伏せになり立とうとするバティスタの首を抱えたシモンだが、バティスタが振りほどいて立ちスタンドに。膝を出したバティスタだが、キャッチしたシモンがテイクダウン狙い。こらえたバティスタ。また膝。シモン組み付いてダブルアンダーフックでケージに押し込む。離れた。バティスタ詰めてきた。右で飛び込んだがかわされる。残り1分。シモン左右のフック。バティスタもパンチの連打を返す。左ミドル。もう一発。効いたか?さらにミドルを入れるシモン。しかし次の蹴りのタイミングでシモンの左フックがヒットしバティスタダウン!タイミングのようにも見えたが。上になったシモンだが、バティスタすぐにスクランブルから立ち上がる。ホーン。
1R最後のシモンのパンチで倒したのがダウンなのかどうか。ダウンではないと見たジャッジならバティスタか。
2R。スピンキックを放つバティスタ。パンチで出るシモンにバティスタの右がヒット。バティスタ詰める。圧されてケージ際まで下がるシモン。左右のフックを入れるバティスタ。また飛び込むバティスタにシモンタックル。しかしケージでこらえると差し返すバティスタ。ワンツー。右の肘を入れるバティスタ。シモンが左右のフックで出るがかわされた。バティスタのワンツーがヒット。ヒット数に差が出てきた。圧を×バティスタ。バティスタ左ミドル。さらにテンカオ。バティスタのワンツーがヒット。シモンのパンチはブロッキング。シモンのタックルは止められる。またタックル。切ったシモン。右ハイ。ホーン。
2Rバティスタ。
3R。バティスタ左ミドル。シモンもジャブをヒット。詰めるシモン。バティスタ逆にタックル。切ったタイミングでパンチを入れたが、シモンがタックルのお返し。担ぎ上げると自軍コーナーまで歩いて行ってテイクダウン。バティスタスクランブルで立ち上がった。打撃戦。両者手数が止まらない。バティスタのパンチを頭を振ってかわすシモン。バティスタ手数が止まらない。シモンのタックルを切った。しかしまたタックル。ケージに押し込むが、差し替えして着るバティスタ。休ませずにすぐに詰めてパンチを入れるバティスタ。バティスタものすごい手数。休ませない。シモン被弾が増えてきた。タックルも切られる。すぐにケージを背負ったシモンにパンチ連打を入れるバティスタ。残り30秒。四つからテイクダウンを狙ったバティスタだが放した。またタックルへ。シモンがぶったがタイムアップ。
30-27×2、29-28の3-0でバティスタ勝利。
バティスタ6連勝でランカー超え。両者ハイペースに動き続ける試合で、3Rには消耗していたが、バティスタはそれでも手数を出し続けていった。