モイカノはUFC契約から8年となるベテラン。フェザーからライトに上げて以降は4勝2敗で、負けた相手はいずれもランカーのRDAとフィジエフ。17勝中一本勝ちが7つあるグラップラーで、キャリアでKO勝ちはないが、前戦は元キックボクサーのブラッド・リデル相手に打撃でも打ち合って上回り、最後はテイクダウンからのチョークで勝利している。元ランカーのリデルに勝ったことでランクインしたが、その後負傷欠場があり、今回が1年3ヶ月ぶりのブランク明け。ATT所属でフロリダ在住。試合前のインタビューでは「UFNなんて誰も見てない。APEXは選手もファンも誰もが好きじゃない。勝って(フロリダで開催される)3月のUFC299に出たい」とコメントしていた。UFC9勝5敗の34歳。
ドーバーはUFCで22戦しているが、最初の11戦では6勝のうち2KO・1一本勝ちだったが、その後の11戦では7勝すべてがKO勝ち。突然倒し屋として覚醒した。ドーバーもランキング15位境界線上にいる選手で、過去にもランキング入りしていたが、ランカー相手の勝利はない。しかし現ランカーのボビー・グリーンにはノーランカー時代にKO勝ちしている。前戦ではノーランカーのリック・グレンを1RKOし、再びランクインした。UFC13勝8敗1NCの35歳。
詰めていくモイカノ。ドーバーがワンツーから強いフックを打ち込む。左ハイ。飛び込んで右を打ち込む。パンチがヒットし一瞬ぐらついたドーバー。追い打ちに出たところで組み付いたモイカノ。引き剥がしたドーバーだが、モイカノまたタックル。今度は懐に入ってテイクダウン成功。ハーフで固めた。細かいパウンドで削っていくモイカノ。下から蹴って離そうとするドーバーだが、立たせず押さえ込むモイカノ。またハーフに。残り1分。ハーフの足を抜きにかかるモイカノ。右腕で枕を取って固める。ホーン。
1Rモイカノ。
2R。パンチで出るドーバーだが、モイカノ組み付くとボディロック。テイクダウン成功。サイドからあえてハーフにしたモイカノ。1Rここから立てなかったドーバーだが、ガードに戻すと足で距離を作り立ち上がる。しかしモイカノ立ち際に組み付き、またボディロックから投げを狙う。小手投げで凌ごうとするドーバーだがモイカノテイクダウン。またハーフ。右腕で枕を取り、固めつつ押さえ込む。ドーバーガードに戻して足で蹴って立とうとしたが、立ち際にモイカノ得意のバックに回った。しかしすぐに反転して上になると立ち上がるドーバー。モイカノタックルで組み付くが、ドーバーが投げて逆にテイクダウン。インサイドからパウンドを入れるドーバー。今度はモイカノが下から足で距離を作ろうとするが、ガードに入ってパウンドを入れるドーバー。ホーン。
2R前半モイカノ、後半ドーバーだが、ダメージを与えるパウンドではドーバーの印象が上か。
3R。パンチを打ち込むドーバー。モイカノタックルで組み付く。ドーバー投げようとしたが、ちょっと雑で勢いがなく潰されて下に。ガードを取ったドーバー。モイカノハーフにすると足を抜きに行くが、ガードに戻したドーバー。しかしモイカノが上からパウンドを落とし続ける。距離を作り立ち上がろうとしたが、モイカノ立たせず押さえ込む。残り1分。固めながらパウンド連打。ドーバー動けないままタイムアップ。