ONE166:第1試合・山北渓人 vs. ジェレミー・ミアド

ストロー級

パンクラス王者の山北は、昨年3月のONEデビュー戦で元王者のアレックス・シウバに判定勝ち。2戦目となった1月のONE日本大会では、ONE3勝1敗で敗れた相手が王者ブルックスのみという南アフリカのボカン・マスンヤネに対し、心を折られて得意のレスリングで勝負に行かず引き込む展開となり、いいところなく判定負けしてキャリア初黒星を喫した。昨年のONEは日本人だけでなくすべてのMMAファイターが冷遇され、王者でもグラップリングやキックルールの試合をさせられるということがあったが、今回山北は負けた直後に関わらず再起戦のオファーをもらっている。27歳。

ミアドはカタールで2番目に多いフィリピン国籍のファイター(1位はインド人で、カタール国籍は全人口の13%程度)。ある意味ホーム側の選手。ONE戦績は6勝6敗と五分。170cmの長身で、山北とは15cm近い身長差がある。31歳。

遠い間合いからジャブを当てた山北。左ミドル。ワンツー。飛び込んでの打撃からタックルに繋げたが切られた。シングルレッグに。ケージ際でこらえるミアドだが、ミアドの左足をホールドすると両足を足でまたぐ。そのまま後方に回った。ミアド若干ケージを掴んでハーブ・ディーンに注意される。上になったミアド。離れて立った。ミアドワンツー。山北低空タックルからアンクルピックでテイクダウン。ケージ際で寝かされないようにこらえるミアドだが山北はバックに回る。ブルドックチョーク。入っていないか。残り1分。ミアドタップ!

山北、今回はフィリピンのミアドの敵役だったのかもしれないが、きっちりフィニッシュしての勝利。

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