ヘビー級。ブレイズ5位、アウメイダ7位。
現在のヘビー級随一のテイクダウン&パウンダー・ブレイズ。UFCで12勝4敗1NCのハイアベレージながら、まだタイトル挑戦のチャンスが回ってこない。後の王者ガヌーとは2度対戦し2敗。デリック・ルイスとセルゲイ・パブロビッチに敗れているが、勝者はいずれも次の試合で暫定王座決定戦に出場しており、ブレイズも勝っていればタイトル戦に出場できた可能性は高く、あと一歩のところで及ばない状況が続いている。33歳。
アウメイダはUFCデビューから6連勝中。ヘビー級としては105kg前後と軽量で、スピードとテイクダウンからの寝技が武器。前戦の昨年11月にはブレイズ戦が組まれていたが、ブレイズの欠場により代役出場のデリック・ルイスと対戦。巨体のルイスをテイクダウンからコントロールしきったものの、ルイスが簡単にマウントを許しながらもフィニッシュは許さない粘りを見せ、UFCで初めての判定決着となった。32歳。
ヘビー級は王者JJが欠場中で、復帰後はスティーペ・ミオシッチとの対戦が決定路線。暫定王者のトム・アスピナルは試合が宙に浮いているが、もし暫定王座の防衛戦が組まれるなら、この試合の勝者がその挑戦者になる可能性は十分にある。
アウメイダがタックル。ケージに押し込みダブルレッグに入るが、脇を差しているブレイズ。しかしテイクダウン。背中を向けて立ったブレイズだがなおもボディロックの態勢。リフトしてまたテイクダウン。また立つブレイズ。投げて膝を着かせた。またすぐ立ったブレイズだがまた倒す。また立つが背中に乗った。しかし降りてまたスタンドバックに。また足をかけて倒す。3分で早くも7度のテイクダウン。それだけ立たれているということでもあるが、無理に押さえ込もうとしていないアウメイダ。また立ったところで投げる。立ったがなおもスタンドバック。また投げた。両足フックしたアウメイダ。前に落とそうとするブレイズだが落ちない。チョークを狙いかけたが、また降りたアウメイダ。ホーン。
2R。パンチで出るアウメイダ。タックルへ。ケージ際でこらえると膝を着いたアウメイダの側頭部にパンチの連打。アウメイダ動きが止まり打たれ続ける。効いて崩れた!KO!
1Rはコントロールされ続けたブレイズだったが、無理に力を使わず逆にアウメイダに力を使わせていたのか?ここまでタイトル挑戦目前のところで星を落としてきたブレイズだったが、今回は踏みとどまった。