UFC on ESPN53:第4試合・ヤルノ・エレンス vs. スティーブン・ヌエン

フェザー級

エレンスは2人しかいないオランダ人UFCファイターのうちの1人だが、UFC0勝2敗でリリースの危機に陥っている。バックボーンはキックだが、初戦はUFCデビュー戦対決で、テイクダウンを取られ続け立てないまま判定負け。前戦は3連敗中のチェ・スンウとの対戦で、カーフを効かされた上に、相変わらずテイクダウンされると下からしがみつくのみでラウンドを失い判定負けで連敗中。29歳。

ベトナムアメリカ人のヌエンは2019年のコンテンダーシリーズに出場したがKO負けでキャリア初黒星。2021年に2度目の出場をし、判定勝ちしたものの契約できず。そこから2年のブランクがあったが、その間にも補欠として出場する可能性があったため、試合の準備は常にしてきたとのこと。昨年3度目のコンテンダーシリーズ出場を果たすと、2RKO勝ちでようやくUFCとの契約を手に入れた。UFCデビュー戦だが、APEXでの試合が初めてのエレンスに対し、ヌエンは4度目の出場となる。5歳からテコンドー・空手を習い始め、その後柔術・キック・レスリングのキャリアを積んでMMAに転向した。MMA9勝1敗の30歳。

蹴り足を掴まれたエレンスが下になるが、ヌエンはグラウンドに付き合わずに立たせた。飛び込んで右ボディを入れるエレンス。右オーバーハンド。アッパー。ヌエン手が出ない。エレンスのカーフキック。ヌエン足が流れている。アッパーからワンツーを入れるエレンス。バックブロー、カーフキック。ヌエンもカーフを蹴り返す。ワンツーがヒットしぐらついたヌエン。アッパー。ヌエン口から出血。ボディストレート、カーフキックと攻めるエレンス。ホーン。

1Rエレンス。

2R。ヌエンがジャブで出る。エレンス鼻血。足を止めて打ち合う。サイドキックを入れたエレンス。またカーフ。ヌエンも1Rよりは手が出ている。ジャブもヒットするが、エレンスが飛び込んでパンチの3連打。詰めてくるヌエンに右フックを入れる。詰めてくるヌエン。エレンスカーフ。残り1分。ヌエンが詰めてきた。残り40秒で手数は五分。残り10秒で離れ際の右を入れたエレンス。ヒットしてヌエン尻もちダウン!すぐに立つがエレンスがパンチのラッシュ。ホーン。

2Rもエレンス。

3R。エレンスカーフキック。足が流れる。下がらないヌエン。しかしカーフを蹴られた足を下げてスイッチした。右を入れるエレンスだがスリップダウン。上になったヌエン、肘を入れるとギロチンに抱える。しかし立ち上がり離れるエレンス。またパンチを貰い効いたヌエン。しかしなおも出ていく。エレンスアッパー。ヌエンがワンツーをヒット。距離を取るエレンス。サイドステップで逃げ切り態勢に。またカーフ。アッパーから左を入れるエレンス。残り40秒。追っていくヌエンだが捕まえられない。残り5秒で両手を上げて距離を取るエレンス。タイムアップ。

判定三者フルマークでエレンスがUFC初勝利。

エレンス、今回は打撃勝負で上回り完勝。

ヌエンは気持ちの強さしか見せられず。

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