PFL2024#1:第4試合・渡辺華奈 vs. シェイナ・ヤング

女子フライ級リーグ戦だったが、ヤングが2.6ポンドオーバーし、キャッチウェイトに。ヤングはシーズンの得点から1ポイント減点となる。

渡辺は21年からBellatorに本格参戦。初戦は打撃をもらう場面もあり微妙な内容となったが、テイクダウンで固めてスプリット判定勝ち。2戦目は現王者カモーシェに秒殺KO負け。次のキールホルツ戦も打撃では危なっかしい場面があったものの、テイクダウンからバックを奪取し、最後は三角絞めでタップアウト勝利。ハワイでの元王者マクファーレン戦は微妙な判定負け、昨年7月のRIZINでのヴィタ・アルテアガ戦も接戦となり判定勝ち。最終ランキングは2位で、フライ級タイトル挑戦までもう少しのところまで来ていた。35歳。

レスリング・空手がバックボーンのヤングは、2020年に代役でUFC契約を果たしたが、本来より上のバンタムで2連敗。3戦目は元のフライ級に戻してバックマウントからのパウンドで勝利したが、4戦目でいいところなく判定負けしたところでUFCからはリリースされている。最後に負けたミランダ・マーベリックも現在ノーランカー。昨年2月、PFLの人材発掘イベント・チャレンジャーシリーズに出場して判定勝ちしたことで、今回出場のチャンスを得た。33歳。

パンチの打ち合い。ジャブで出る渡辺。ヤング距離を取りつつワンツー。右をもらうが詰めていく。ケージまで下がったところで組み付いてスタンドバックに。背中に乗ろうとする。ケージにもたれてこらえるヤング。背中に乗ってチョークを狙う。前に落とそうとするヤング。バックから両脇を差して潰した渡辺。チョーク。回転してしのごうとするヤング。外れた。バックからパウンドを入れる渡辺。またチョークを狙う。バックマウント。また前に落とそうとするヤング。前に落ちたが下からアームロック狙い。体をまたいで防いだヤング。ホーン。

1R渡辺。

2R。組み付く渡辺。引き剥がしてパンチを入れるヤング。渡辺スリップ。すぐに近寄ってパンチを入れるヤングだが、渡辺また組み付いてスタンドバックに。ケージ際に移動したヤング。ケージにもたれつつ立ったヤングだが、渡辺また背中に乗る。膝を着かせてハーフバックの体勢。パウンドをコツコツ入れる渡辺。正対したヤングだがすぐにボディロックからサバ折りでテイクダウン。マウント。ヤングブリッジで返して上に。密着してパウンドを入れるヤング。渡辺下から腕十字へ。クラッチして耐えているヤング。渡辺の右腕を膝で潰して耐えるヤング。ホーン。

2Rヤングが上からパウンドを入れた場面があったが短い時間だったし、バックを制してパウンドを入れていった渡辺のラウンド。

3R。組んでいく渡辺だが引き剥がされた。しかしまた組み付いてボディロックからテイクダウン。四の字バックに。ヤングが体を起こしハーフバックに。ヤング立ったがなおも組んで寝かせようとする渡辺。たすきで取ってコントロールしている渡辺。ハーフバックの体勢。足のフックが外れてスタンドバックに。ヤング・バックから逃れられないまま時間が過ぎる。後方に引き込んだ渡辺。残り45秒で両足フックしてバックマウント。前に落とそうとするヤング。渡辺腕十字へ。しかし頭を入れて防いだヤング。上になったヤングがパウンドを入れたがタイムアップ。

判定三者フルマークで渡辺勝利。3点獲得。

ヤングは計量失敗がありマイナス1ポイント。

防戦一方のヤングを極めるには至らなかったが、危ない場面はなく完勝。

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