UFC on ESPN+98:第6試合・ヴァルター・ウォーカー vs. ルーカス・ブジェスキー

ヘビー級。

ヴァルターはライトヘビー級ランキング7位ジョニー・ウォーカーの弟。昨年6月にTitan FCでヘビー級王座を獲得。最近では珍しく、コンテンダーシリーズを経ずにUFCと契約を果たしている。当初は昨年9月にデビュー予定だったが負傷欠場。SBGアイルランドでトレーニングしている兄と違い、ロシア在住でモスクワのGOR MMAに所属している。Titan FCでは元UFCミドル級のアレックス・ニコルソン相手にテイクダウンからのパウンドで攻めて勝利したが、打撃もテイクダウンもグラウンドも、現時点でUFCトップランカーレベルには及ばない。なお、兄は本名ウォーカー・ジョニー・シルバ・バラ・デ・ソウザで、UFCではニックネームのジョニー・ウォーカーを名乗っているが、弟もそれにならってウォーカーを姓としている。26歳。

ポーランドのブジェスキーはここまで3戦して全敗。ヘビー級では軽量の107kgで、ウォーカーとは12kgの差がある。バックボーンはキックでカーフキックが得意だが、前戦はワルド・コルテス・アコスタに蹴りをキャッチされてパンチを打ち込まれKO負け。スタミナにも難がある。さすがにここで負けたらリリースだろう。31歳。

間合いを詰めたブジェスキーが得意のカーフを入れる。ケージまで下がったウォーカーにカーフ、右オーバーハンド。ウォーカー出るがジャブをもらう。またカーフ。蹴られすぎているウォーカー。右オーバーハンドを入れるとまたカーフ。ウォーカータックルへ。テイクダウン。ボディロックしているウォーカーにパンチを入れるブジェスキー。ウォーカー組み付きながらパンチを入れていく。寝かせようとするウォーカー。こらえながら肘・パンチを入れるブジェスキー。ケージを使って立ったブジェスキー。引き剥がした。残り1分。パンチで出るブジェスキー。クリンチアッパー。ウォーカー下がる。ブジェスキーがジャブ・ボディ。効いているウォーカーだがタックルに入りテイクダウン。また押さえ込みに行くウォーカー。バックから殴る。ホーン。

1Rブジェスキー。ウォーカー、ブジェスキーレベルの打撃にかなり押されている。

2R。また詰めるブジェスキー。打撃のフェイントに反応して下がるウォーカー。ブジェスキーは余裕がある。ジャブから右ボディを入れる。ワンツーからアッパー。ウォーカーまたタックルで飛び込むとテイクダウン。しかしここから固めるだけ。ブジェスキー立ちに行く。ケージを使って立った。スイッチから正対したブジェスキー。ギロチンに抱えるウォーカーだがブジェスキー離れた。パンチを入れるとガードを固めたウォーカー。ブジェスキーのアッパーがヒット。右オーバーハンドを嫌がったウォーカー。またアッパーを入れる。クリンチアッパー連打。ウォーカー疲れも見える。右オーバーハンドがヒット。背中を向けて距離を取るウォーカー。またクリンチアッパーをもらった。ウォーカーもパンチで出るが空振り。ジャブ。パンチ・ヒザ。ブジェスキーが両脇を差したところでホーン。

2Rブジェスキー。ウォーカー、今のところ勝ち目なし。

3R。パンチを出すウォーカーだがブジェスキーのボディをもらう。下がるウォーカー。ボディ・顔面にパンチを入れるブジェスキー。ウォーカーまたタックル。ダブルレッグでテイクダウン。寝かせてパウンドを入れる。体を起こしたブジェスキー。立とうとするブジェスキーを後方に引き込んでバックマウントに。首に腕を回していく。上になりマウントへ移行。フィニッシュしたい。押さえ込んで肘。体を起こさないまま殴る。ケージを蹴って反転したブジェスキー。ウォーカー腕十字を狙ったが下に。パスしたブジェスキー。サイドから鉄槌。亀になったウォーカーを殴る。脇からすり抜けて逆にバックに回ったウォーカーだが、時間がない中でしがみついているだけ。タイムアップ。

三者29-28でブジェスキーがUFC4戦目で初勝利。

UFC最下層のブジェスキー相手に完敗のウォーカー。ランカーの弟で無敗だったが、タックル以外武器なし。テイクダウンしても固めることしかしない。これではUFCにいられる時間も短いだろう。

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