フェザー級リーグ戦。元Bellatorフェザー級 vs. 元Bellatorバンタム級の対戦。
ボリッチは最終ランキング1位で、前戦は2022年10月にパトリシオ・ピットブルのタイトルに挑戦した試合。前半3Rはテイクダウンを奪われる展開で、後半盛り返したものの、パトリシオも計算ずくの逃げ切りで判定負け。そこからACLの手術をしたこともあり、1年半ぶりの試合となる。Bellator9勝2敗で、アーロン・ピコにも飛び膝でダウンを奪いKO勝ちしている。30歳。
バルゾラはTUFラテンアメリカ2で優勝しUFCと契約。UFCとは10試合契約で6勝3敗1分け。ちょうどコロナのタイミングで契約切れとなり、アメリカの就労ビザの更新ができなったためFAに。2022年、約2年ぶりの復帰戦でBellatorに出場し、いきなり元王者のダリオン・コールドウェルにKO勝ち。その年の4月から始まったバンタム級GPにはワイルドカードから勝ち上がったが、準決勝でマゴメド・マゴメドフに4Rギロチンで一本負け。GP後は元王者アーチュレッタに判定負け、そこから2連勝している。ハイペースな試合展開で相手を消耗させていくスタイル。UFCでもずっとフェザー級をメインに戦っている。Bellatorバンタム級での最終ランキングは7位。34歳。
オープニングのバルゾラのローがいきなりローブロー。再開。ジャブを出していくバルゾラにボリッチはカーフキック。ジャブ。カーフからのジャブがヒット。さらにジャブが入り手を着いたバルゾラ。効いてる。さらにカーフ。これも効いている。詰めるバルゾラだがジャブを被弾している。バルゾラシングルレッグ。しかしきっちり切ったボリッチ。倒したがグラウンドには行かず立たせた。ボリッチ右アッパーからのコンボ。打撃のヒット数に大きな差が出ている。ジャブ・カーフをもらうバルゾラ。またタックルに行くバルゾラだが切られた。バルゾラパンチを入れるとボリッチちょっと効いた?バルゾラタックルへ。テイクダウン。ケージをせに座ったボリッチにパンチを打ち込む。立ち際にタックルでまたテイクダウン。残り45秒。バルゾラバックマウントに。チョークを防ぐボリッチだが、バックから殴るバルゾラ。なおもバックキープ。立ち際にテイクダウンを狙ったが、ボリッチ入れ替えてパンチ連打を返した。ゴング。
1R終盤バルゾラがペースを握ったが、それまでの攻めでボリッチのラウンド。
2R。ジャブで近づかせないボリッチ。ジャブから右。バルゾラタックル。受け止めて切ったボリッチ。パンチの連打からボリッチが右を打ち抜きバルゾラダウン!すかさずパウンド連打!組んでしのごうとするバルゾラを切ってパンチを打ち込む。打たれたが距離を取って凌ぐバルゾラ。しかしボリッチ追いかけてパンチからヒザ。出てきたボリッチにバルゾラタックル。バックに回った。しかし力が入らないのか、バックキープできず落とされた。立ったがまたボリッチがパンチで攻める。バルゾラタックル。テイクダウン。ボリッチラッシュでちょっと消耗したか。バルゾラハーフで押さえ込んだ。足を抜いてマウント!しかし反転して立ったボリッチ。パンチ・ヒザで出るが、スリップして下になるボリッチ。バルゾラパウンド。下から蹴って距離を作るボリッチ。蹴り上げでパウンドを防ぐボリッチ。ゴング。
2Rボリッチ。しかしバルゾラもKO負け寸前から組みで良く盛り返した。
3R。バルゾラ出ていく。ジャブを打ち込むボリッチ。ワンツー。タックルのフェイントを見せつつアッパーを出すバルゾラ。ボリッチ待ちの態勢。バルゾラの右がヒット。距離を取るボリッチにアッパー。シングルレッグ。切ったボリッチだが、バルゾラ放してパンチを入れる。右オーバーハンド。ある意味バルゾラペースの攻めで相手を消耗させる展開だが、フィニッシュが必要。右を入れるバルゾラ。攻め続ける。右アッパーから左フック。出るバルゾラをパンチの弾幕で凌ぐボリッチ。疲れはあるが手を出している。打撃戦。どんどん出るバルゾラ。ボリッチもパンチを打ち返す。バルゾラのタックル。切ったボリッチ。残り1分。パンチ連打からシングルレッグ。テイクダウン。起き上がるボリッチのバックに回って首に手を回したが、ボリッチ立つと正対して外し逆にサバ折りテイクダウン狙い。バルゾラこらえた。ボリッチパンチを打ち返す。タイムアップ。
AIのスコアだと1Rバルゾラ、2R・3Rはボリッチ。ダン・ハーディはボリッチ、クートゥアはバルゾラを支持。
三者29-28でボリッチ勝利!3点獲得。
敗れたバルゾラだが、ランキング1位ボリッチ相手にダウンから復帰しらしさを見せて肉薄。フェザー級でも十分戦えるところを見せた。