UFC301:第6試合・エルブス・ブレナー vs. ムイクティベク・オロルバイ

ライト級。

ブレナーは昨年2月にUFCデビューし、ここまで3連勝中。シュートボクセ・ディエゴ・リマ所属でチャールズ・オリベイラの同門。初戦がチーム・ハビブ所属のズバイラ・ツフゴフに判定勝ち、2戦目はマテウス・ガムロットに勝っているグラム・クタテラーゼに逆転KO勝ち。前戦は直前の代役でのUFCデビュー戦となるカイナン・クルシェウスキーを1RKO。ローカル時代は13勝中1KO・11一本勝ちだったが、UFCでの試合は打撃での活躍が目立っている。26歳。

キルギスのオロルバイは昨年11月、試合4日前に代役でUFCデビューを決め、ウロシュ・メディチを組みで圧倒してしつこいケージレスリングから最後はチョークで一本勝ち。前回は直前のためウェルター級だったが、今回から適正階級のライトに落としての試合となる。26歳。

プレリムだが興味深いマッチメイク。

プレスしてきたオロルバイ。ケージを背負ったブレナーにタックル。ブレナーギロチンに抱えたがテイクダウンされ外れる。オロルバイはインサイドから強烈なパウンド。立ちながらパウンドを落とす。ブレナーオモプラッタスクランブルで脱出した。すぐにパスしたブレナー。背中を向けて立とうとするオロルバイを後方に倒したが、オロルバイ正対して立った。すぐ詰めてパンチを打ち込む。ブレナー圧されてケージを背負う。オロルバイタックル。しつこく組み付いてダブルレッグでテイクダウン。ハーフ。残り40秒。固めながらパウンド。ガードに戻したブレナーにヒジを入れる。強いパンド。ブレナー下から蹴り上げ。ホーン。

1Rオロルバイ。

2R。ケージを背負ったブレナーにオロルバイの右!効いた!ふらついているブレナーにパンチからタックルへ。倒しながらパンチを打ち込む。小手を巻いて凌ぐブレナーだがテイクダウンしたオロルバイ。パウンド。マウント!逃れようとするブレナーだがオロルバイ安定したマウント。ヒクソンクラッチを狙う。外したがヒジを入れる。下から押して逃れて立ったブレナー。引き剥がして離れるブレナー。オロルバイ距離を作らずケージを背負わせるとタックル。タックル。ケージでこらえたブレナー。が、またすぐにケージを背負う。カーフから飛び蹴りを放ったブレナーだが、オロルバイボディロックからスタンドバックへ。振りほどいたブレナー。パンチで飛び出こんでようやくケージ際から脱出したブレナー。しかしかなり消耗している。すぐまたケージまで下がった。左右のボディからタックルに入るオロルバイ。ブレナーケージを蹴って反転しまうんと!パウンド。ホーン。

2Rオロルバイ。しかし下になると簡単にポジションを取られる弱点も見せた。

3R。パンチを入れたブレナーがタックル。テイクダウン!オロルバイ疲れている。テイクダウンしてバックマウントに。オロルバイが立つと降りてバックキープしテイクダウン狙い。オロルバイ立って正対。ヒザをボディに入れた。オロルバイクリンチアッパーから魂のテイクダウン。起き上がろうとするブレナーを押さえ込んだ。が、ケージを使って返して上を取り返したブレナー。逆にバックに。オロルバイ立ってクラッチを切りに行く。ブレナーテイクダウンを狙うが。オロルバイ足を掴んでテイクダウンを狙う。倒せず振りほどき離れたブレナー。オロルバイタックルでしがみついた。引き剥がしたブレナー。両者消耗している。残り1分。バックスピンキックを見せるブレナー。ふらついているがパンチを出していく。スタミナに余裕があるのはオロルバイか。ブレナーガードの手が上がらず棒立ち。残り10秒でオロルバイの右をもらってダウン。タイムアップ。

三者29-27でオロルバイ勝利。しかしブレナーもよく凌いだ。

オロルバイは下になった時の対処に弱点が見えた。テイクダウンが強いので、なかなかそこをつける選手もいないかもしれないが。

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